乱世の快男子7 正直は全員を集めて明日より馬上からの鉄砲の訓練を行うと言い、我々は戦力が少ないので全て鉄砲を持つて馬にのり射撃する、足軽が鉄砲を撃つのでなく、騎馬隊が鉄


乱世の快男子7


正直は全員を集めて明日より馬上からの鉄砲の訓練を行うと言い、我々は戦力が少ないので全て鉄砲を持つて馬にのり射撃する、足軽が鉄砲を撃つのでなく、騎馬隊が鉄砲を持つのだ、

鉄砲は肩に担げるようにしてあると言った肩にかけて見せたのです、したがって槍は持たないのだと言ったのです、野原に行き訓練を開始したのです、1週間もすると馬からの銃撃も、

上手くなったのです、


祐兵自身も鉄砲を担いで馬にのる事にしたので、今までにないいでたちに見る人はビックリしていたのです、火薬を紙袋にしたのも幸いして馬上でも簡単に弾込めできるようになっ、

たのです、そしてついに秀吉から陣振れがでて、伊東祐兵以下50名は大阪屋敷で出陣の宴を開いたのです、集まった50名を前にして山田虎次郎以下9名は殿の護衛役だ殿の回りを離、

れてはいけない、


その他の者は石田以下20人、山崎以下20人の編成にする、敵との距離は必ず250間として20人が射撃したら後退して次ぎの20人が射撃をすれば、連続で射撃出来る、後退する場合も、

同様だ、敵の様子は草の者が常時私に知らせる事になっていると話し、祐兵がこの一戦が旧領を取り戻す最初の戦となる、それまでは死んではなせんぞと言ったのです、宴席に入り、


みんなが明日が待ち遠しいのおと言ったのです、お雪が酌をしてご武運をと言うのでまだ、死ぬわけにはいかないよと言ったのです、翌日みんなにもう一つ渡すものがあると丸い紙に、

包んだ物を1人3個づつ渡したのです、この玉の中には火薬とクギを小さく切ったものが詰まっている、その玉の導火線に火をつけて投げるのだ、甲冑を着ているのでさほどの効果は、

ないが、


音に驚いて敵は進撃がとまるだろうと言い、これは逃げる時に使うのだ、火種は火縄銃の火種を使えばよい、腰にぶら下げてもち運ぶのだと言ってみんなに配ったのです、屋敷を出て、

一路美濃の小牧に向かったのです、小牧に着き陣地の構築がはじまり、家康、織田連合軍も陣地を構築してにらみ合いになったのです、秀吉は各将を集めて軍議を開いたのです、正直、

も後ろで控えていたのです、


秀吉がどう攻めるか忌憚のない事を言えと口火を切ると、福島正則が敵は2万5千こちらは4万の大軍です、一気に押しつぶしましょうと言うと、黒田官兵衛がそれはいかん、家康は野戦、

の名人だ、ここは様子をみるべきだと言ったのです、秀吉がこの戦仕掛けた方が負けだ、ゆめゆめ、陣を出てかかってはならぬと言い、正直ゆまえはどうだと聞くので、おおせの通り、

で御座いますが、


何もしないのでは兵の士気が落ちてしまいます、遊びをやるべきだと思いますと言えと、何をするのだ、大人数ですと制御が利かなくなりますので40~50人の小人数で鉄砲を撃ちかけ、

て反応をみるのです、敵がかかってくれば士気旺盛と言う事で、かかってこなければ段々至近距離で撃ちかければ、たまらず反撃してくるでしょう、何人倒すかで敵と競うのですとい、

うと、


それは面白い、正直の配下でやってみろと言うので、承知しましたと言い祐兵様は秀吉様とゆつくり見物をして下さいと言うと、陣所をでて、それでは行くぞ間合いを計るのは鈴木だ、

正確に知らせよと言うと40人が鉄砲を担いで馬にまたがり敵陣の前に進んだのです、鈴木がここが役250間ですと言うので、敵は射程外なので何をするのか立ち上がってみています、


正道が我々の鉄砲は射程内だが敵の鉄砲の弾はここまでは届かない、油断しているので前列の右と左の指揮官をそれぞれ40人狙うのだと言うと、一斉に銃を構えたのです、狙え、放て、

と号令するど大きな音がしたのです、敵の指揮官40人がもんどりうってやぐらの上から落ちたのです、味方からはオーと言って太鼓が打ち鳴らされ、敵はめん食らっています、敵は、

鉄砲1000丁を構えて、


射撃しましたが正直達40人はびくともしません、正直がそれでは右20人が最初に次ぎが左20が連続射撃するぞと言って、狙え、放てと号令をかけると一斉に射撃して、敵がバタ、バタ、

倒れだしたのです連続10回射撃する、敵は400人あまりが死傷したので、鉄砲よけに隠れて顔を見せなくなったのです、味方からは歓声が上がり、鉄砲をしまえというと、大声で遊び、

はこれまでだ、


我々は40人だそちらも40人で出てきなされ、鉄砲は使用しない我と思う豪の者はいないかと言うと、わかった、今行こうと言うと敵40人が馬に乗り出て来たのです、いいか、手投げ弾、

を使うぞ敵が突撃したら火をつけて投げるのだ、馬から落ちた者を叩き潰すのだ、敵の距離の200間以内には深追いするなと言い、用意しろと言うと腰にぶら下げた手投げ弾を構えた、

のですが、


敵も味方も何をするのか分かりません、敵騎馬武者が一斉に突撃して50間に迫った時火をつけて一斉に投げる、大きな音がして40個の手投げ弾が爆発したのです、馬は驚き立ちあがり、

騎馬武者の殆んどが落馬したのです、鈴木が敵の射程外ですというので、突撃と言うと一斉に突撃して、馬で蹂躙してやめと命令すると元の位置に引き返し、怪我人を抱えて陣地に戻、

られよと、


大声で言うと、鉄砲を使うとは卑怯なりと言うので、これは鉄砲ではないと言い、みんなに手にもたせて掲げて、火をつけて投げろと言うとひをつけて投げたのです、40個が大爆発を、

起したのです、この通りだ、家康公に申し上げる我々には到底勝てない、そうそうに陣をお引きなされと言うと、それでは帰るぞと粛々と引き上げたのです、味方はヤんや、やんやの、

歓声と太鼓を打ち鳴らしたのです、


陣所にもどると秀吉がアッバレである、いつの間に鉄砲を改良したのだ、さすがは中浦正光の倅だ本日一の手柄である、感状をとらせるぞと言うので祐兵様のお申し付けにございます、

と言うと、祐兵よく考えついたと褒めたのです、これで家康目ビックリしただろう、わしわ満足だ祝宴を開くぞと秀吉が大喜びしたのです、陣所を辞して部下の元にに行き、これで、

秀吉様の覚えが目出度くなったが、


他の諸将がやつかみ手柄を立てようと余計な事をやらるば良いが、家康にしてやられると、今の事がフイになるからなあと言い、ともかく祝宴だと皆で盃を重ねたのです、弥助が傍に、

来て、家康は悔しがっていますが、別段動く気配はありませんと言うので、わかったお前も飲めと酌をすると、飲み干し、それではと戻っていったのです、鈴木が凄い音の威力ですね、

と言うので、忘れず補充しておけよと言ったのです、


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