乱世の快男子8 その頃徳川の陣所では、なんと言う事だたった40名で500人の死傷者を出せるさとは、あの者はだれだと聞くと、本田正純が中浦正直と言う男で、あの島津の家臣中浦
乱世の快男子8
その頃徳川の陣所では、なんと言う事だたった40名で500人の死傷者を出せるさとは、あの者はだれだと聞くと、本田正純が中浦正直と言う男で、あの島津の家臣中浦正光の次男だと言う、
事ですと言うので、なぜ将来敵となる秀吉に味方しているのだと聞くので、中浦家は元は島津に滅ぼされた日向の守護伊東家の家臣だったそうで、伊東祐兵の伊東家再興を手助けする為に、
秀吉の家臣になっているのだそうですと言うので、
自分達を見捨てて逃げた主家の再興の為とは、律儀な奴よのうと言うので、大阪で一回命を救われました、徳川に仕官するように言ったのですがと言うと、そうか、わしよりも九州の領土、
回復は秀吉の方が出来ると踏んだのだな、利口な奴だなわしもあのような家臣が欲しいぞと言うと、いつかは我が陣営に組させますと言うので、あの者なら10万石やっても惜しくないぞと、
言ったのです、
秀吉の陣所の宴席では池田輝政が後から参加して、手柄を横取りされた正直を見返すべく、秀吉に今三河は空っぽだ兵5000で簡単に攻略出切る、三河を攻略すれば、家康を挟み撃ちに出来、
るので自分にやらせてくれと頼んでいたのです、秀吉は家康は野戦の名人だ、気づかれれば包囲殲滅される恐れがあるので、許可出来ないと言ったのです、甥の秀次が自分が総大将で出陣、
する、
なんとか自分にも手柄を立てさせて欲しいとせがむので、お前ごときが家康に勝てるわけがないと言うと、池田輝政が我々が秀次殿を守るので任せてくれと食い下がったのです、これを認、
なければ陣払いをして帰りかねない勢いなので、しかたなく、許可するが家康が気づいて兵をだした場合は知らせるので、遠く迂回して戻ってくるのだ、家康は必ず近道の退路を絶とうと、
するはずだ、
中浦正直をつれて行くのだ、正直なら窮地にいたたつた時必ずいい知恵をだすだろうと言うと、池田輝政があの者は今日手柄を立てたではないか、今回は我々に手柄を譲るべきであるので、
我々だけでやりたいと言うので、しかたない、言いつけは必ずまもるのだぞ、明日の深夜に出立しろと言うと、任せておいてくれと池田輝政は上機嫌です、宴会から祐兵がもどって来て、
この話をすると、
ヤツバリそうなりましたか、家康は乱破を我が陣にも放つているはずだ気づかないはずはない、必ず退路を絶たれて殲滅されるというと、もう一度わしが止めるように秀吉公に言おうかと、
言うので、自分達に手柄をたてさせない為の横槍だと、諸将のひがみを買うだけですのでほっておくしかありませんと言うと、秀次殿は気の毒だのうと祐兵が言ったのです、弥助に三河ま、
での道筋を聞くと、
小牧から長久手にでて伊勢路から行くのが一番の近道ですというので、多分家康は長久手当たりで待ち伏せするに違いない、さらに、長久手から小牧の間に伏兵をおいて、戻ってくる兵を、
全滅させる作戦を立てるだろう、逃れる方法は長久手から、伊勢路を降り高槻から小牧に大きく迂回して、戻るしかないなと言ったのです、秀次公を死なしてはならぬ、大将の甥が討ち死、
にすれば、
一気に家康方が有利になり、反秀吉の大名が手を結ぶ事になり、秀吉公はじり貧に追い込めにれ、九州征伐どころではなくなると正直が言ったのです、祐兵が勝てばやつかみを受け、負け、
れば身ほ滅ぼす武士とは辛いのうと言うので、君主の道は堪忍が大事にございますというと、わしは、君主には向いていないのだと言うので、君主に向いている人などいません、それは、
天命なのです、
だれも天命にはあがらえないのですと言うと、そうであるか、まあ、いけるところまで行くしかないのおと酒を飲み干したのです、次の日深夜に兵5000をつれて秀次はひそかに出陣したの、
です、正直は秀吉に待ち伏せの可能性があります、用心の為ひそかに出陣して秀次公に危機があれば脱出させますと言うと、わかった、あくまでも正直に出陣を命じた事は内密だぞよって、
手柄を立てても恩賞はないぞと言うので、
もとより承知でございます、秀次公に万が一の事あれば秀吉様は窮地に陥ります、なんとしても助けなければなりませんと言うと、そのとおりだ、あれ以上反対すれば輝政を始め諸将が、
不満を言うようになり、軍の統制がとれなくなるのだと言うので、よく分かっておりますと言い、祐兵と10人の護衛を残して40人で急ぎ敵味方と遭遇しないように間道を長久手に向かっ、
たのです、
その頃家康は伊賀者の報告を受けて、バカメ中入りをするとは殲滅してやれと、本田平八郎に1万の軍勢を与えて出立したのです、土地の物の案内で秀次より先に長久手につき、兵を伏せ、
て待ち伏せしたのです、同じ長久手についた正直は弥助に林の中に徳川軍5000と、川の野原に5000が隠れており挟み撃ちにするつもりですと言うので、急ぎ秀次軍に伊勢路を降り撤退す、
るように言うのだ、
秀吉の知らせだと言うのだぞと指示すると、承知と言って秀次軍に向かわせたのです、この知らせを受け取った秀次が池田輝政にどうすると聞くと、敵の1万位大した事はない知らん顔し、
て一気林にひそんでいる5000に打ちかかればフイを疲れて支離滅裂となります、あとは返す刀で川の野原にいる5000に掛かれば逃げ惑うでしょうと言うので、秀次が大丈夫なのかと聞く、
と戦は兵の数ではござらんと笑ったのです、
秀次軍はそのまま進撃を続けて林の中に入ると、何もおこりません、なんだ伏兵がいるとはさては敵の、乱破のニセ情報かとそのまま林を抜けたのです、正道がなぜ来たのだまずいと言、
うまもなく、林から5000の軍勢が出て来て、背後から襲いかかったのです、それと同時に川原にいた5000も突撃して、あっと言う間に秀次軍は包囲されたのです、乱戦が始まり、弥助に、
秀次はどこだと聞くと馬印に火薬を草の物が点火するはずですというと、右の方から光りが上がったので、あそこですと言うので、それでは行くぞ秀次公を囲んで手投げ弾で追撃を阻止、
するぞと言うと40人が槍の矛先のように一段となり秀次の下に突撃して回りを囲み四方に手投げ弾を投げると、空間が出来たので囲みの外に突きつたのです、追撃する敵に手投げ弾を、
投げると
追撃が一旦とまるので20人が銃撃して後退し、敵が追撃に移ろうとすると又20人が銃撃して、伊勢路を降り追撃を振り切ったのです、敵は追撃を諦めたらしく追ってこないので、一休み、
して大きく迂回したのです、秀次はカブトの角は切り取られており震えていたのです、助けに来てくれなければ今頃敵に首を取られているところだった、ありがとう、ありがとうと正直、
の手を握ったのです、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます