乱世の快男子3 白いご飯が食べられるなんて、盆と正月が一辺に来たみたいだと喜んでいたのです、熊造がどぶろくを注ぐのでのんで、暮らしも大変だろうと聞くと、慣れていますでそ


乱世の快男子3


白いご飯が食べられるなんて、盆と正月が一辺に来たみたいだと喜んでいたのです、熊造がどぶろくを注ぐのでのんで、暮らしも大変だろうと聞くと、慣れていますでそんなに大変で、

はありませんよ、戦がないのがなによりですと言ったのです、この煮付けも中々美味いと言うと、みんな畑や山で取れる物ばかりです、食うのには困らないだべと言ったのです、そう、

だな戦が起きると、田や畑があらされるからなあと言ったのです、


大阪まで行かれるとか、また、ご苦労な事ですね、大阪あたりは戦はあるんですかと熊造が聞くので、何でも羽柴秀吉と言う人が力を持ってきたらしいので、もうすぐ世の中から戦が、

なくなるのではと、父上は言っていたが、まだ10年や20年はかかるだろうと正直が言ったのです、それでは明日早いので寝るとするかと言うと、奥の間にフトンが引いてありますだ、

ゆつくり休んでくださいと言ったのです、


おくの部屋に行きフスマを締めて、フトンに入りうとうとしていると、す~とフスマが空いたので、刀を引き寄せると、お絹がフトンに入って来たので怪訝な顔をすると口を塞ぎおら、

が女を教えてやるべと言うと、下帯を外して一物を握り擦り始めて、正直の手を自分の胸にもっていったのです、一物が硬くなると馬乗りになり一物を敏感な部分に差し込んで上下に、

動かし始めたのです、


敏感な部分は凄く濡れています、暫くすると正直はたまらずう~つと言って放出してしまったのです、お菊は一物を引き抜き、手ぬぐいで拭いて下帯を結びなおし、耳元で上手く行った、

ねと言うと、部屋を出て行ったのです、すぐ深い眠りに落ちて呼ぶ声がするので目を覚ますと、お絹が朝だよと言うので起きると、川で顔を洗って来てくだせえと言うので、川の温泉に、

行き顔と体を洗ったのです、


あがって来ると朝餉の用意ができており、イワナの塩焼きに味噌汁で飯を食べて、白湯を飲み一服して、それでは出かけるかと旅したくに着換えると、竹の皮に入った握り飯を出すので、

受け取り、財布から銀の粒を2粒熊造に渡すと、こんなにいりませんよと言うので、お絹が嫁に行く時の足しにしてくれと言うと、そうですかと受け取ったのです、立ち上がり刀を差し、

て、


それでは世話になったと外にでると、お絹が又帰りに寄ってくださいねと言って、見えなくなるまで手を振ったのです、佐伯の港からは船旅です、港に風待ちで寄航しながら10日で神戸、

につき後は陸路を有馬温泉を経由すると大阪です、有馬温泉の旅籠に宿を取ったのです、しかし、生国からここまでは遠いなあと温泉に浸かっていると、一人の武士が温泉に入って来た、

のです、


さあそろそろ上がろうとして湯船を出ると殺気を感じたので、さっきの武士かと思って振り返ろうとした時、風呂の横の茂みから男が、何かを投げようとしているのに気つき、風呂桶、

を投げつけると、ぐわ~と言ってのけぞり返ったのです、何をするのだ湯船に入っていた男が立ち上がると、曲者は茂みから飛びはね塀の木に登り暗闇に消えたのです、その男がかた、

じけのう御座ると言うので、


お気をつけくだされと言い、湯船を上がり部屋に戻ると夕餉のしたくが出来ています、仲居が酌をするので酒を飲み干して、イワナの刺身を食べるてこれは美味いというと、この鳥汁も、

美味いですよと言うので鶏肉を食べると、こり、こりして中々美味いのです、なるほど絶品だと言うと仲居が喜んでいます、ところで最近はここら辺では戦はないのかと聞くと、秀吉様、

が大阪に城を作るみたいで、


材木の調達に沢山のご家来衆が来ていますよ、これで戦がなくなればいいんですがと仲居が言うので、先ほど湯船で武家をみかけたが、羽柴様のご家来衆かなというと、この宿にも10名、

が逗留なさっていますと言い、飯が終ると酒と肴を置いて仲居は出て行ったのです、暫くするとごめんと言って、障子が開き先ほどの男がトックリを下げて入ってきて、さきほどは危な、

いところ、


かたじけのう御座った、拙者は羽柴筑前の守家来、加藤清正ともうすと言うので、日向浪人中浦正直と申すと言うと、まずは一献と酌をするのでかたじけないと飲み干したのです、酌を、

すると、どこへ行かれるのかと聞くので、人を探しに大阪までいきますと言うと、そうですか、私はこんど大阪に秀吉様が城を造られるので、その材木の吟味に来ているのですと話すの、

で、


秀吉様が天下を取られるのですかねと言うと、まちがいないでしょう、東に徳川、北条、上杉、西に毛利、四国に長宗我部、九州には島津といますが、秀吉様に勝る武将はいませんよと、

加藤が言い、中々腕の立つ御仁と見た、仕官したければそれがしが口を聞いてもいいがと言うので、ありがたい、来たばかりなので秀吉様の器量もわかりません、よく、考えましょうと、

言うと、


欲のない御仁ですなあ、浪人は直ぐにも頼むものだがと酒を飲み干したのです、加藤殿は一国一城の主になれると思いますかと聞くと、秀吉様に忠義を励めばなれるでしょうと言うの、

で、しかし、それでは秀吉様がこければ加藤殿もこける事になりますよと言うと、秀吉様がこけるとは思いませんよと言うので、お人のいい方だと笑うと、歯にころもを着せぬ 御仁で、

すなと言うので、


何か秀吉様がこけないと言う確証があるのですかと聞くと、それがしで御座ると言うので、そんなに加藤殿は強いのでござるか、先ほど風呂桶を属に投げつけていなければ、あの手裏剣、

は加藤殿ののど元に突き刺さっていましたよと言うと、うぬ、言わせておけば無礼な、それなら拙者と勝負願おうと立ちあがるので、まいつたなあと言うと、武士であれば逃げるわけ、

には行かないでしょうと言うので、


立ち上がり庭に出たのです、加藤が刀を抜き正眼に構えたので、そなたの腕では私はきれませんと刀を抜いて正眼に構えると、加藤がじりじり間合いを詰めてきます、刀を上段から振り、

おろそうとした時、正直は一歩踏み込み刀を返して柄で胸をうち、足をかけるとひっくり返ったので、一気に上段から振り下ろし肩口でピタッと止めたのです、これまでですねと言うと、


まいったと言って立ち上がり、見事で御座ると言うので、さあ、上に上がって飲みなおししましょうと言うと、そうですねと言って座るので酌をすると、加藤も酌をするので、2人で盃、

を重ねたのです、よく、卑怯なと言われませんでしたねと聞くと、戦いに卑怯もクソもありませんよ、ただ、それがしが上段から振りぬこうとした時、よく、懐に飛び込む勇気がありま、

したねと言ったのです、


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