青春の群像6 家に帰ると親父がどうだ釣れたかと聞くので、魚をみせるとほう石ダイじあないか、それにアジとカワハギかと言うと、お袋が真一はお父さんみたいに魚屋では買ってきませんよと言う、
青春の群像6
家に帰ると親父がどうだ釣れたかと聞くので、魚をみせるとほう石ダイじあないか、それにアジとカワハギかと言うと、お袋が真一はお父さんみたいに魚屋では買ってきませんよと言う、
ので、金もっていないので買えるはずはないだろうと言ったのです、風呂にはいってこいと言うので、風呂に入り涼んでいると夕飯だと呼びに来たので、席に座ると石ダイの刺身にアジ、
の塩焼きです、
お袋が真一が釣りに行くと食費が助かるわと言うので、姉の咲がそんなに釣りが上手いなら、中学校をでたら漁師のおじさんに頼んで漁師になればと言ので、漁師は朝がはやいんだろう、
いやだよと言うと、お袋がどんな仕事でも朝は早いのよと笑うので、親父がお前は大学まで行くのだと言うので、この辺には国立大学しかないよ、そんなのに受かるわけないよと言うと、
咲が無理、無理と笑ったのです、そんなら東京に行ってアルバイトしながら大学にいけばいい、おばさん処に下宿すれば家賃はいらないだろう、授業料だけは出してやるぞといったのです、
東京かと言うと、お袋が末っ子のあまちゃんだから、そんな所に住めませんよ、直ぐにかえってくるわよと言うと、まあ、その前に高校だなと親父が言ったのです、咲が大学に行くとなる、
と高校は普通科にいかなければなんないは、
定員が少ないから今の真一の成績では絶対受かりませんと笑ったのです、一発勝負と言うのがあるんだよといい、ご馳走様と自分の部屋に戻ったのです、マンガを読んでごろごろしてい、
ると、お袋が夜食ですよとおにぎりを二個とポットにお茶を入れてもってきて、たまには勉強したらと言うので、ああとうすら返事したのです、さて寝る用意でもするかと押入れから、
フトンを出して、
夜食のおにぎりをたべると眠気がして来たので、布団に入るとすぐ寝てしまったのです、翌日学校に行くと久美がおはようと言うので、どうだったお父さんはと聞くと、石ダイとアジの、
塩焼きを食べながらお酒を飲んで上機嫌だったわと言ったのです、昨日の事を久美がみんなに話すと、真紀が村上君こんど私達も連れて行ってよと言うので、ああ、いいよその代わり、
今日の掃除当番代わってくれないと言うと、
真紀が駄目だよ、今日は逃げようとしても女子が、しっかり監視しているからねと言うので、チエッ駄目かといったのです、美術の時間が来て先生が来週の金曜日の写生の時間は二時間、
取ってあります、歩いて20分かかるけど湖にしました、中間テストの一環ですからしっかり写生してください、良い作品は県のコンクールに出しますよといったのです、何か質問はと言
うので、
真一が手を上げると、村上君なんですかと聞くので、絵が生まれつき上手い者とヘタな者がいます、それを採点するのは不公平とおもうんですがと言うと、絵の上手いヘタを採点するの、
ではなく、どれだけ一生懸命描いたかを採点するのですよと言うので、本当ですか僕は一生懸命描いているけどヘタなんですと言うと、皆が笑ったのです、何を言っているの村上君はい、
つも10分から20分でパッ、パッと描いているでしょう、
後はその辺をうろうろしている事は解っていますよ、そんなんでは良い絵はかけませんと言うので、又も、皆が大笑いしたのです、何だ見ていたのかと思い、先生は元から絵は上手だった、
のですかと聞くと、そうですよ、だから美術の先生をやっているのですと言うので、ヤツパリ遺伝ではなないかと小さい声で言うとと、何ですかと聞くので、何んでもありません言うと、
それでは授業に入りましょうと言ったのです、
授業が終ると出入り口に見張りがたっています、よし今日は窓からだと窓を開けて素早く外に出て、サンを通り隣の教室に窓から入ると、中にいた生徒がビックリしています、その中に、
美樹がいたのです、真一何しているのさては又脱走と言うので、まずいと出口を出て廊下を走り階段を下りて裏の川原に行って大成功と笑い、寝転がると顔の上に美樹の顔があるので、
何でここが解るのと聞くと、
真一の事はなんでも、知っているのというので、久美に頼まれたのかと聞くと、又逃げられたと笑っていたわと言うので、立つていると目立つだろうと言うと、となりに座り、まったく、
掃除当番くらいすぐ終わるではないのと言うので、床を拭くのは結構疲れるんだぞと言うと、日頃剣道で鍛えているんでしょうと言うので、剣道は立ってやるからなあ、拭き掃除ははっ、
てやるだろう、
全然鍛えるところが違うのさと寝そべると、昨日久美と釣りにいったんですて自慢していたわ、今日も久美と一緒にうどん屋と言うので、さあと言うと、色々忙しいみたいだねと言うと、
そうなの、夕方から協会で外国の牧師さんと英語で会話のレッスンを受けているので、真一とうどん屋にはいけないのよと言ったので、夢の為だろう頑張れよと言うと、久美が好きにな、
ったと聞くので、
昨日は押しかけてきたので、仕方なく連れていっただけだよと言うと、顔の上から唇を重ねて来たので目を瞑ったのです、唇を離したので目を白黒すると、初めてのキスよというので、
違うよ小さい頃よくこうやって美樹とキスをしたよと言うと、そうか何回が家に来てお兄さんがチューしろと言うのでやった事があったね、よく覚えていたねと言うので、何かいい匂、
いがしたけどと聞くと、
乙女の匂いよと笑って、もう行かなくてはと言って傍を離れたのです、部活が終り校門を出ましたが久美はいません歩いていると後ろから肩を叩くので、振り返ると久美です、もう帰っ、
たのかと思ったよと言うと、
早く早くと傍のうどん屋に入ったのです、真紀から聞いたわ窓のサンを通って隣の教室に行き脱走したんですてと笑うので、ごめんと言うと、真紀ちゃんが怒ってあんな男子とは口を聞、
いてはだめだよと言うので、一旦皆で校門を出て家に帰る振りをして戻って来たのというので、真紀かあ、強敵だなと言うと、うどんが来たのでかきこんだのです、お前も食べろよと言、
うと、
うんと言って、半分を真一の丼に入れて食べたのです、後は何かあるのと聞くと、もうすぐ夏休みだから林間学校の部屋割だけだよ、いつも言っているキャンプ場だよというので、あそ、
こはイワナが一杯いるんだよと言うと、釣竿はもっていけないよと言うので、針と糸があれば竿は竹を切って造ればいいんだよ、ただ釣ったイワナをバーベキュウに紛れ込ませる必要が、
あるのさ、
今まで見つかった事は、ないよと言ったのです、委員長権限で、副委員長は同じ班にしょう、うるさい真紀は離れた班にしょう、こんな時委員長は便利だねと言うと、大笑いしたのです、
多分真紀ちゃんが、明日担任に言いつけると思うわというので、まあ、げんこつ一つくらい覚悟しょうと言うと、真一は潔が良い、それではわしがジュースを驕ろうといって、ジュ、
ースを頼んだのです、
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