第23話 全部愛だったんだね。

愛して生きて愛して生きて愛して生きて・・・


夕暮れのベランダで二人で抱き合った。


全身が愛の悦楽に震えた。


純粋な性奴隷として現れた彼女。


ひとつの愛そのものが受肉した・・


「あなたがいなくてはだめな体にして。」


悦楽の嗚咽。


愛してるとき人は全宇宙に広がるかのようだ。


あの真空のクリスタルの狂気。


不思議と愛してる人を思うだけで清らかな気持ちになり、全身から力が湧いてくる。


地上に生れ落ちた天使。


ほんとはあななたのこと好きでした。


天井にも地上にも愛しかない。


ただあるのは愛のみである。


神殿の聖娼婦、われらの女主人。 女王。貞淑な性奴隷・・・


kadambaripanarata kapalaptranirata kundalini


私は悦楽に、体のコントロールを失った。


彼女は、私の腕の中に崩れ落ちた。


われわれは、まぎれもなく古代のヴィーナスの神殿の中にいた。


われわれだけでなく、空気も愛に震えており、白く絹のような純白のオーラをかもし出していた。


悪魔が自らを失敗作だと思い悩む気高い魂だとしたら、あの魔的な笑みのなかに創造神以上の英知を潜ませているかもしれない。


愛して生きて愛して生きて愛して生きて


すべてに神を見るようになりました。


あらゆる差別は落ちて、すべての人を同胞としてみるようになりました。


女神が愛した男。


運命に愛された男。


幸福を捨てすべてを幸運と見るものよ!門を通れ!



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