第21話 20xx年

ある日、彼女と邂逅した。


久しぶりだったから、一瞬でハートが崩れ落ちて、甘い関係になってしまった。


ただ春の日の夢のごとく。



あなたのそばでは確かに人生を感じたよ。


ああ!生きてるって感じたよ。


生きる意味が手中にあったよ。


心が震えたよ。


愛の意味、それは人生を生きるに足るものだという確信を与えること。


人をして生まれてきてよかったと感じさせることなんだね。


ああ!あの瞬間があればすべてを忍耐できるんだね。


狂ってる!



真夏の青空のもとに、乱れ咲いた向日葵。



胃腸がよじれる、直射日光はまばゆすぎて直視できない。



運命が!すべてを狂わせて波乱に向かわせている。


苦しかったよ。本当に好きだったから。


崖の上で、運命の槍に串刺しになった二人は、ただ永遠を求めていた。


ただ、一緒にいるだけで、どうしてもひとつになれなかった。


その間隙をひたすら埋めるための人生だった。


僕たちの中は永遠だよ。あの夜、そう誓い合ったよね。


あのときの記憶が、慈悲の蓮となって、精神の青空に狂い咲きました。


つま先から頭のてっぺんまで愛の塊になりました。


体が青空に溶けて全身が真っ青になりました。


ああ、俺は神なんだ。shivoham shivoham shivoham


俺はシヴァだ。つにやったぞ! 勝利だ!


精神の青空に浮かんだ、魂の太陽よ!


正午だ!。来い。俺の正午よ! 来い!おれの42歳よ!



たぶんあの日、俺は消える。


愛が俺を消した。


いや、愛という大海原に戻っただけさ。

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