第7話 愛は季節の如し

メールはあの日で止まったままだね。


まだ僕の心はあの日のままだよ。


原爆にあった時計があの日で止まっているように。


追伸


あなたは、私なしで元気にやってるのが目に浮かびます。


今でも、かけがえのない思い出として輝いてるよ。


どれほど月日がたとうが、君のこと忘れないよ。



・・・人生という、劇場はなんとしのびやかに来ては去っていくのだろう。


まるで、季節が来ては去っていくように。


彼女との出会いという運命が、まさしく、人生の重要なドラマだったのかもしれないが、それは、こんなにもはかなく去っていくとは。


ありがとう。幸せになってね。こんな風にいわれるとさびしい。


かといって、さようならといわれると、また格別にさびしい。


人間というのは、誠実に物事を伝えきった時は、跡を濁さないものだ。


あの魂を焦がした官能の数々の夜も、


千路に乱れた黒髪、愛液でぬれたヴァギナ・・大きな乳房


いまでは、儚い思い出となった。


今年も早いね。


冬の雪はどこへ行ったんだろう。


あの美女達はどこにいったんだろう。

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