十二番目の志士8 ベットから起き上がり部屋についているシャワーを浴びてマリアと新之助は服を着てマリアが一階に降り女中にシャンパンを持つてくる用に言いつけたのです、シャンパ


十二番目の志士8


ベットから起き上がり部屋についているシャワーを浴びてマリアと新之助は服を着てマリアが一階に降り女中にシャンパンを持つてくる用に言いつけたのです、シャンパン、

が来たので二人に乾杯と盃を重ねたのです、いつ江戸にもどるのと聞くので明後日幕府の御用船が江戸に行くのでそれに便乗するというと、それではまた明日会えるねといい、


開港すれば新之助に会いにいけるはと言うので、今年中にまたマリアに会いにくるよというと嬉しいと手を握ったのです、そうだ忘れていた今日大浦屋に行ったのは、皆さん、

を晩餐会に誘う為だったの、今日オランダ商館長の晩餐会があるので皆さんでいらしてというので、承知したと答えたのです、馬車で大浦屋に戻るとマリアが後でというと、

帰っていったのです、


龍馬が入れ違いに帰って来て、今のは誰と聞くのでオランダ商館長の娘でマリアだよ、今日晩餐会があるそうで皆を招待に来たのだそうだというと、いい女だなあ二人で何を、

していたのだとニヤニヤ笑うので、町を案内して貰っていたんだよというと、そうかそれにしては馬車の中では手を組んでいたではないかと顔をみるので、商館長の娘に手を、

つけると、


オランダと戦争になるかも知れないだろう、そんな事をするはずがないじゃないかと言うと、それもそうだな、女一人の為に国が戦争を始めたのではシャレにならないかと、

龍馬が大笑いしたのです、龍馬はどこに行っていたんだと聞くと、色んな国の商人と会って来たよというので、言葉は通じたのかと聞くと、懐から辞書を出し、殆んどの国、

に英語は通じるみたいだよ、


この辞書のお陰で話は通じたよ、しかしエゲレスは国土は日本みたいに西洋では小さい国らしいが、全世界に植民地もち西洋では一番勢いがいいらしいといい、俺も海を渡り、エゲレスとメリケンに行ってみたいと言ったのです、来年ペリーが来れば開港せざるをえないから自由にいけるようになるさというと、ベリー様々だなと龍馬が笑ったのです、


しかし、清国の現状が知れれば、ばかな連中が清国みたいに外国が日本を植民地にすると騒ぎ出すとえらいことだ、外国人に危害を加えるやからが出るとそれをネタにどこか、

の島でも割譲されれば清国の二の舞になるこまったもんだと龍馬が言ったのです、部屋に戻ると峰五郎と梅吉が図面を書いていました、精がでるではないかと声をかけると、


帰ったらすぐ取り掛かれるように準備しているのです、大体図面は出来上がりましたよというので、見るとさすが棟梁です、整然と想像したタービンの絵図面が書かれていた、

のです、蒸気の圧力が殿程度か分かりませんので羽が何枚がいいか分かりませんがといい、紙で作った風車を火鉢にかけてあるヤカンの口にかざすと勢いよく回るので蒸気の、

力は凄いもんです、


最初に気がついた者はこのヤカンの蒸気で気がついたのだと思います、私達も日常見ていますが、これを何かを回す動力にするとは思いませんでしたというので、日本では、

水で回す水車が一般的だが、オランダでは風で回す風車が一般的らしい、だから風に気ずいたんだろう、しかも蒸気は熱するほど圧力が高くなることにきずいたんだよ、


意外と身近にあるものから動力が作れるということだね、それから水車ではなくその風車を船の後ろにつけて回せば水車の変わりになるかも知れないねというと、峰五郎が、

成る程風を当てて回すのではなく、回して風をおこして前に進むということですねと言い、新之助様の頭は柔らかいというので、新之助が頭に豆腐でも入っているのかもと、

笑ったのです、


龍馬が君達は世界一の蒸気船を作って僕はその船に乗り世界中と交易をして日本を世界一の交易国にするのだ、これは面白いというので、佐久間象山先生みたいな大法螺吹き、

と言われるよと新之助が言うと、言わせたい奴には言わせておけばいい、君達も蒸気船を作るなんて言ったら同じように大法螺吹きと言われるさ、ここの4人は日本の大法螺、

吹きだなと笑ったのです、


それを聞いていた大浦屋が何だか楽しそうですねと言うので、いやあ、長崎に来て色々勉強になりました、見るもの聞くもの目からウロコがはがれる思いがしましたこれから、

も若い者に色々見せてやって、太平の世の眠りから覚まさせて下さいというと、それは大変な役目ですなあ、できる限り若い人の手助けをしますよと大浦屋も嬉しそうです、


早めに風呂を沸かしていますので風呂でも入ってサツパリして下さい、時間になったら晩餐会に案内しますよと大浦屋は部屋を出て行ったのです、連れ立つて風呂に行きあが、

って来て居間に行くと、大浦屋がこれはビールという西洋の酒ですとコップに注ぐので一口飲むとチョイ苦味がありますが美味しいので一気に飲み美味いというと、西洋では、

お茶かわりだそうですというので、


西洋には色んな酒があるんだと言うと、ぶどう、小麦、トウモロコシが酒の原料だそうですと大浦屋が説明したのです、龍馬もあがって来てビールを飲みこれは美味い、麦か、

ら作るのか、日本では米の出来ない土地の痩せた場所で作るのだが、外国はパン食だから米ではなく小麦粉が主食になっているので、沢山栽培されるのかというと、大浦屋が、


日本は水が豊富だから稲作ができますが、メリケンは草原が多いのでトウモロコシ、小麦を作るのに適しているらしいのです、西洋は比較的北にあるので寒いのでこれも小麦、

トウモロコシの栽培に適しているらしいのです、日本でいえば蝦夷地みたいなもんですかねというので、それでは蝦夷は不毛の土地だから開墾すればメリケン並みになるでは、

ないかと龍馬が言うと、


大浦屋がその通りなんですよ、四足は食べてはいけないなんておかしいのです、西洋、メリケンでは牛は大事な食べ物なんです、蝦夷なら草原が一杯ありますので沢山牛も飼、

えますし、牛の乳からは色んな物が作れるそうですと話したのです、今日晩餐会にでると、牛の乳から作った、バター、チーズ等の乳製品が出るはずです、是非食べてみてく、

ださいと言ったのです、


新之助が蝦夷かしかし雪が凄くて西国で生まれた僕は江戸でも寒いのにそんな雪だらけの場所は苦手だなというと、大浦屋が私も行った事はありませんが、5月になると雪は、

すつかり解け又雪が降るのは12月になってからだそうです、5月から11月は草原が広がりとても快適な場所らしいですよ、その間に牧草を刈り取って冬の間はその牧草を牛の、

餌にして冬を越せばいいらしいですよといったのです、

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