第3話 魔法の杖(マジック・ワンド) - A

「だから、女の子の姿をした、クローラープログラムなんですって!」

 昼休みの職員室で、僕はひたすら力説していた。

「クローラー……プログラムぅ?」

 けれど、SiNEルーム担当の先生は、間抜けな顔で問い返す。

「ああもう、だから、それは今さっき説明しました。クローラーっていうのは、Ω‐NET内を自動的に巡回して情報収集するプログラムで……」

「ほうほう」

「とにかく、学校のSiNEルームでそんなプログラムが動いてるなんて、絶対何か変なんです!」

 繰り返し必死に訴えたが、先生は僕の説明、いや、違和感を、理解しているとはいえないようだ。

「だからだね、レリック君。さっき説明したように、SiNEルームのメンテナンスは先技研の指示を仰がないといけないことになっていて、不具合の出た場合のみと……」

「だったらすぐに先技研に連絡してくださいよ!」

「施設の動作自体は正常なのだろう? それはちょっと……」

 昨日のあれについて、詳細を調べるべきだと僕は思っていた。

 だが、国立先端技術研究所、通称【先技研】に調査を依頼しなければ内部システムを見ることは出来ないということで――たぶん、連絡したら何かと大事になってしまうと思っているのだろう。先生は完全に及び腰だ。

「先生……」

「ま、まぁ、とにかくだね」

 コホンとわざとらしくせき払いをして、先生は机の奥から何やら分厚い資料を引っ張り出す。

 ドサリと机に置いて、トントンと指で叩いて目配せした。

「SiNEルームについては、ハイスクールで預かっている資料がここにあるから。君の方で一度じっくり確認して、どうしても分からないことがあればまた来なさい、ね」

 面倒なことを言ってくれるな、と、気弱そうな目が雄弁に語っていた。


 昨日見た、女の子の姿をしたSiNEアプリケーション。

 今まで散々あの部屋には通ってきたけれど、初めて目にした。

(知らなかっただけなのかなぁ……?)

 手にはずっしりと重い紙の束。

 いかにも今まで誰も中を見ていないというような、開いた跡の無い資料だった。

 パラパラ見ると、専門的なことはさほど書かれていないようだが、部屋で利用できる機能の解説は一通り載っているようだ。

(でも、やっぱり、クローラーなんて……)

 まとまらない気持ちと鞄を抱えて廊下を渡る。

 放課後になったらもう一度一人で確認しよう、とは思っていたのだが、情けないことに今ひとつ勇気が出なかった。

(気が重いなぁ……)

《サーチライト》と、そう、あの少女は名乗った。

 昨日、あの後はただただ驚いてしまって、ほとんど何の操作もしないまま彼女を終了させてしまったのだ。

(今日、もう一度見に行くべきかな……)

 もちろん、ものすごく興味はある。

 ……けれど、なぜか、強い不安も感じていたのだった。




 放課後。

 あれから午後いっぱい悩んでみたけれど、今日はどうにも踏ん切りがつかない。

 生徒会の仕事もあるし、確認に行くのは明日以降にしよう。

 と、弱気なことを考えながら歩いている時だった。

「あら、今日は生徒会室に顔出すんだ、ウィル」

 僕を呼び止める、涼しい声。

 突然真後ろから話しかけられてドキッとしたが、よく知っている声であることに気付き、立ち止まって振り返る。

「……サナエ先輩」

 すらりと長い手足。肩のあたりでピシリと切りそろえられた真っ直ぐの黒髪。

 縁無し眼鏡の奥の、凛として黒目がちな瞳はいつ見ても印象的だ。

 凜々しい表情はいかにも自信家という感じだけれど、話すと優しく、面倒見の良い人だ。

「……もちろん、行きますよ。サナエ先輩。仕事残ってるし」

「うふふ、真面目な書記がいてくれて嬉しいわ」

 先輩は冗談めかしてそう言ってから、少し意地悪そうに目を細めて続ける。

「でも、女の子の格好をしたプログラムが突然目の前に現れて、なーんて話には、あなたのファンの女の子達が幻滅するかもよ?」

 唐突にそう切り出されて、並んで歩きはじめていた僕は思わず足を止める。

「……知ってるんですか。先輩」

 頭を抱えたくなる気持ちを抑えながら言うと、

「ふふふふ、生徒会長の情報網を甘く見ないで欲しいわね」


 先輩は悪戯っぽい光を目に宿し、不敵な笑みを浮かべて僕を見つめ返した。

 僕は深いため息をついてから、気を取り直して再び歩きだす。

「情報網って、スパイでも潜伏させてるんですか?」

「嘘よ。昼休み、私も用事で職員室にいたから」

 クスクス笑って訂正する、サナエ・A・ノースランドは、今年度の生徒会長を務める才媛であり……つまり、僕とエリカのボスである。


 中庭に面した渡り廊下には、柔らかい西日が差している。

 開いた窓からは金色に色付いた銀杏の葉が舞い込んで、かすかに暖かさが引っかかったような秋風にくるくると舞っていた。

「それにしても」

 サナエ先輩は生徒会室の鍵を開けながら口を開く。

「女の子って、どんな子だったの?」

 からかうような声色に、仕方なしに答える。

「……髪の長い、可愛い子でしたよ。そんなこと聞いて、どうせ僕の言うことを信じてないんでしょう?」

「別に、信じないとは言ってないわよ?」

 先輩はますます面白そうにニヤニヤと笑みを浮かべる。

「可愛かったんだ、髪の長い……へええ……」

「……先輩」

 僕が睨んだくらいでは、先輩は少しも怯まない。

「一目惚れ?」

「ノースランド先輩!」

 思わず声を荒らげてしまう。サナエ先輩にはすぐペースを乱されるというか、ムキになってしまうように仕向けられるというか……。

 とにかく逃げるが勝ちだと、僕は生徒会室の彼の指定席であるテーブルトップ・コンピュータの前に座り、乱暴に書類の束を積み上げて電源を入れて入力を始める。

 今回のことだけではなく、先輩はことあるごとに僕をからかって喜ぶようなところがあった。

 そして、社交的センスに長けた先輩には、あらゆる面で敵わないのだ。

「怒らないでよ、ウィル。君がそういう話を持ち出すなんて、随分と珍しいなぁって思っただけ。ごめんね」

 ほら、こんな風にすぐに謝るところとかさ。

 謝られるとやっぱり弱い。僕は手を止めて、続きを話すことになる。

「一応、SiNEサービス内でのことですから、人の姿をしたアプリケーションがあること自体は、おかしい話ではないはず……なんですけど……」

「なんだけど?」

 先輩は僕の機嫌を伺うようにちょっと首をかしげ、ちゃっかりと優しい笑顔を作った。

「……やっぱり、あれだけ通って見たことのないインターフェイスに突然登場されると、驚きます」

 女の子の姿に目がくらんだなんて思われたくはないから、慎重に言葉を選ぶ。

「君みたいなタイプなら、喜びそうな話なんじゃない?」

「そうなんですけどね。やっぱり、SiNEにしても……それから、Ω‐NET自体にしても、今となってはブラックボックスが多いですから。慎重にもなりますよ」

「ふぅん……ま、とにかくもう一度会いに行ってみたら?」

「会いに……」

「今この学校であの部屋をちゃんと使えるのは、君しかいないでしょ?」

 そう、先輩は何気ない調子で言った。


 職員室で渡された資料には、やはり、彼女についての記述はどこにも無かった。

 やっぱり、ただのライブラリに《クローラー》がインストールされているのはおかしいのだ。

 蔵書の検索エンジンならば、もっとシンプルなものが備え付けてある。

 情報のインデックスを生成するプログラムとして、何となく似通ったイメージを持ちかねない両者であるが、根本的にまったくの別物なのだ。

 あのSiNEルームは、今も、閉鎖されたΩ‐NETに接続されている。

 だとしたら……――


 灰色の床に静かに光が走り、SiNEサービスが目を覚ます。

 放課後、僕は意を決して再びあの部屋に足を運んでいた。

 サナエ先輩の言葉を真に受けたわけではないけれど、やはり、改めてきちんと確認しておかなければならない。

 あれが、一体なんなのかを。

 図書室はいつもどおり、穏やかな昼下がりの風景と共に、ひっそりと僕を待ってくれていた。

 吸い込まれるような静寂が耳に痛い。

 僅かな機械臭を含んだぬるい空気。それをすうとひとつ吸い込んで、声を発した。

「サーチライト」

 それは、あのクローラーを呼び出す音声コマンドだ(マニュアルは一通り読み込んだ)。何が起こるかと身構えていたのだが、意外にも、それは書架の影からひょっこり顔を出した。

「お待ちしていました」

 鈴が鳴るがごとき可憐な声音が耳を打つ。紛れも無くあの少女だった。

「君……」

 まるで人間のような所作で、嬉しそうにこちらに駆けてくる。

 何だ、これじゃまるでチャット用AIみたいじゃないか。やっぱり、ものすごく美少女だし!

 いや、今ここでそんなことに気をとられていてはいけない。

「君は……誰?」

 精一杯厳しい調子で問う。

「Ω‐NET自動巡回システム対話インターフェースユニット、コードネーム『サーチライト』です」

「SiNEクローラーってことだよね?」

「イエス」

 にこやかに答える。

 僕は落ち着くために深呼吸をして、彼女の様子を改めて観察してみた。

 じっくり見てもやはり完璧に、可憐な少女である。

 光のグラデーションを描く長い髪は、色こそ人間離れしているものの、いかにも柔らかそうに背を流れていて、ハイスクールの制服もとてもよく似合う。

 僕が命令を出すのを待っているのだろうか、パッチリした大きな目は、まさに期待のまなざし、という感じでこちらを見つめていた。

 静かに上下する胸元にしても、うっすら高潮した頬にしても、見れば見るほど生きている人間にしか見えない。SiNEとは、ここまでリアルに人の姿を投影できるのかと、改めて感心してしまう。

 警戒して接しないと、と、思ってはいるのだが、とてもソフトウェアを前にしているような気はしないので調子が狂う。

「ええと……君、話せる?」

 我ながら良く分からない質問をしてしまったと思ったけれど、サーチライトはにっこりと笑って頷いた。

「オフコース。マーキュリー型対話AIを搭載しています」

「マーキュリー型……って?」

 何だろう、聞いたことがない。

「マーキュリー型AIについての情報は、国立先端技術研究所SiNEデータバンク内に保管されています。閲覧を希望しますか?」

「えっ!?」

 思わず耳を疑った。今、彼女は何と……

「先技研のサーバにある情報だって……? 君、それを今ここで閲覧できるの?」

「イエス、オフコース」

 可愛らしい笑顔で答える少女に、僕は背筋が寒くなった。

 先技研だって?

 学校の図書館システムから、校外の資料にアクセスできるなんて、あり得るはずのないことだ。

 このライブラリにクローラーがインストールされているわけがないと思った時から、何となく予想はしていたけれど――

 つまり彼女は、外から来たのだ。

 つまり、Ω‐NETのどこかから。

 確実に機密情報に該当するであろう、先技研のデータバンクにアクセス出来るということは、政府関係のシステムの一部だろうか。

 クローラーは各サーバを巡回して情報を集める、いわば《旅する》システムだから、何かの拍子にこのライブラリに来ていたとしても不思議は無い。

(だったらこれ、使わない方が良いんじゃないか……)

 もしも彼女が政府関連のソフトウェアだったとしたら、僕が使ったらたぶん……不正アクセスになる。

「………………」

 どうしよう。

 これはやっぱり、速やかに先技研に通報すべきだろうか。

「ウィリアム、どうかしましたか?」

 サーチライトは心配そうに言った。

「えっ? 名前……」

「学籍番号2900182、ウィリアム・レリック、間違いありません」

「あー……そうか、そうだったね」

 優しく告げられた絶望的な事実に脱力してしまう。

 どうしようもなにも、僕はもう、使用者名を自分にして彼女を起動してしまっている。

 何と言うか、まぁ、すでに不正アクセス確定済みなのだ。

「……だったら」

 気を取り直したのか、諦めたのか、開き直ったのか、自分でもわからないけれど。なぜか腹が据わった。

 先技研の機密情報なんて、そうそうお目にかかれるものじゃない。

 こうなったら、試してやろうじゃないか。

「じゃあ、マーキュリー型AIについての概要を見せて」

 サーチライトの瑠璃色の目がキラッと光った気がした。

 使用者である僕の言葉は、今や彼女を動かすコマンドだ。

 そのたおやかな手がひらりと円を描くと――間髪入れずひとつのファイルが出現する。

「シークレットレベルA+、三重認証が施されているデータです」

「A+……」

 ファイルには、確かに「国立先端技術研究所 情報処理第三分室 部外秘」とある。

 あまりにスケールが飛躍しすぎていて、からかわれているんじゃないかという気分になる。公園で砂遊びをしていたつもりが、遺跡でも発見してしまったような。

「これ……ホントに……」

 かすれた声で情けなく呟いた僕に、彼女は笑顔でもう一枚、小さなメモのようなものを差し出す。

「認証情報はこちらです」

「……本物!?」

「イエス」

「これ……僕、見てもいいのかな」

「ウィリアムが希望したデータです。間違いありません」

「う、うん……」

 たぶん、後悔はもう遅い。

 そっとファイルに手を触れる。

 厳重な封印が施されたそれは、しかし渡されたアクセスキーを入力するとスルスルと解けていく。

 図書館として再生されているため、手にしたデータファイルは【本】の形で表現されていた。緊張した指で表紙をめくる。そこに書かれてあったのは――

「ウィル~ むっかえに来たわよ~」

「っ!?」

 エリカの声だった。

「シャットダウン!」

 言葉と同時に彼女も本も図書館も消え去る。

 何が起きたか分かっていない様子のエリカが、ドアの前できょとんとしてこちらを見ていた。

「エ、エリカ……どうした……の?」

 上ずった声でそう投げかける。

「そっちこそ、何慌ててんの?」

「えっ? あ、いや、その……」

 肝心のファイルは、中身を読む前に閉じてしまった。

 ああもう、あんなに意を決して開いたのに……

「変なの。っていうか、先輩に言われて来てあげたのよ。ホントは先輩と二人が良かったんだけど、みんないないと駄目だっていうから……」

 何も知らないエリカがこっちを睨む。

 だけど幸い、こちらのことは気付かれなかったようだ。よくわかってないだけかもしれないけど。

「サナエ先輩、何て?」

 どうにかこうにか平静を取り戻しつつ、体勢を立て直して部屋を出る。

 心臓はまだドキドキしっぱなしだけど、続きはまた邪魔の入らない時にしよう。

「そろそろ、学園祭に向けての話し合いを始めましょ、だって。大通りのカフェで」

「なるほど」

「……珍しいわねぇ」

「え?」

「邪魔されて文句言わないなんて」

「あー……あはははは……」

「ま、いいわ。先輩待ってるから、早く帰りましょ!」

 エリカが細かいことを気にしない性格でよかった。これがサナエ先輩だったら、たぶん気付かれていた。


「来たわね、二人とも」

 正門の近くで待っていたサナエ先輩が、僕らに気付いて手を振った。

「せんぱぁ~いっ!」

 エリカは目をキラキラさせて、一目散に先輩の元へ駆けていく。力いっぱい喜ぶ飼い犬のようだ、なんて、頭の隅で考えながら、後に続く。

 この時期、学生は皆試験勉強で忙しいのだが、生徒会では、それに加え、平行して学園祭の企画も進めなければならないのだ。

「悪いわね、ウィル、彼女・・には会えた?」

 意地悪っぽい言葉にギクリとしながらも、僕は平然を装って首を振った。

「……構いませんよ。それより、副会長は?」

 生徒会メンバーの最後の一人、サナエ先輩と同じ二年の副会長、リュシアン・エンジェルの姿が見えない。

「リュリュならあっち。女の子達の相手をしてるわよ」

 先輩が怖い顔でテニスコートの方を指差したので、状況を理解する。

「なるほど」

 くりくりした柔らかい巻き毛と、スタイルの良い後ろ姿が目に入る。

 テニス部でもないくせにコートサイドで女の子に囲まれて、まぁ多分いつも通り無駄に愛嬌を振りまいているのだろう。

「おおっ、ウィーールっ!」

 僕に気付いたらしいエンジェル先輩が、長い手をぶんぶん振ってこっちに来いと合図した。

 彼はいつもこうなのだ。何かとこっちを巻き込む。

 サナエ先輩に助けを求めようと視線を送るが、あっちはあっちでエリカがピッタリ寄り添っていて、手が放せないようだ。

「はぁ……」

 後輩という立場もある。仕方なく僕はコートの方へ歩いていった。

「ほーら、言っただろう? 俺が呼んだら、ちゃーんと来るんだよ、ウィルは」

 明るい金髪をわざとらしくかきあげつつ先輩が言うと、女の子達は何かよく分からない黄色い声を発しながら僕を取り囲む。

「………………」

 顔も愛想も良いエンジェル先輩が人気者なのはともかく、どうして僕まで。

 全く意味がわからないのだが、どういう訳か、僕は二年三年の女の先輩には、妙に人気者……じゃないなぁ、おもちゃにされることが多い。

 成績が良いからだろうか、とか、生徒会の役員を務めているからだろうか、などと自分で分析してみないでもないけれど、実際のところ、理由はよく分からない。

 無視を決め込んでも勝手に騒いでいてくれるので、まぁ、やりやすいといえばやりやすいのだけれど……彼女らの心理はどうにも理解不能だ。

「……エンジェル先輩。もうみんな集まったから、行きますよ?」

「わかってるわかってる、ほらほら、ウィルもこっちおいで」

 逃げようとした所で、がしっと肩を捕まれる。全く分かっている様子は無い。

 全方位的にサービス過多なこの人を放っておいたら、ここの女子達を引き連れて遊びに行ってしまいそうだ。

 どうしたものかなと思っている途中で、エンジェル先輩の通信機が鳴った。

「サ、サナエっ!?」

 先輩の声がピリッと緊張する。

「え?」

 全ての女子に平等に愛を注ぐこの人が、なぜかサナエ先輩のことだけは恐怖の対象としているのであるが……

「でも、先輩なら、そこに」

 サナエ先輩は相変わらずエリカと話している。

「あれ……?」

 騒いでいた女の子達も口をつぐみ、エンジェル先輩と僕は、鳴り続ける通信機を持ったまま、不思議そうに顔を見合わせた。




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