ベッドタイムストーリーで、マジ草生える、あの子の話。
なにもなにも、ちひさきものは、みなうつくし。(枕草子・一五一段):何でも何でも、ちいさいものは、みんなかわいらしい。
ちひさき:小さいもの。
例;子猫。ビー玉。遠くで輝いている星(肉眼)。君のほくろ。赤ん坊。かいこ。米粒。涙。花びら。譜面に描かれた音符。「す」のまる。バナナの種。大事にとっておいた最後のいちご等々。
うつくし:見つめられたら・見つめていたら、惹かれちゃうもの。
例;あの子の瞳。黒猫の毛並み。「の」のくるり。母の目尻。コーン粒。子供のほっぺ。ふっくら炊き上がったごはん。親友との、手紙。流行ったシール。スカートについた黄色いペンキ等々。
かわいい:か弱きもの。愛らしきもの。守られるもの。けど、ほんとうは、せかいいち強いもの。心をしめつけるもの。魔法。
守られているのは、いつか落ちてくる隕石をみんなから助けてくれるため。愛らしいのは、いつかその愛を返し、寛解するため。か弱いのは、本当の弱さを隠しているため。
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