第205話 虧月



 サァリが彼の魂を繋いで心界から戻った時、彼女が寝かされていた主の間にシシュはいなかった。

 当然の話だ。彼は彼で、自分の肉体をどこかに置いて心界に入ったのだろう。

「――シシュ?」

 気配を感じ取れない。彼がどこにいるのか分からない。

 サァリは主の間を転がり出る。

 館内は静かだ。まるで誰もいないかのように。

 彼女は裸足のまま三和土に降りると、鍵のかかった玄関を開いた。


 外は全体的に薄暗く、ただ天から一条の光が差しこんでいた。

 顔を上げたサァリが見たものは、街を覆う巨大な氷が溶け消えていくところだ。

 溶けても水を生まないそれは、彼女と同じ神の力によって作られたものだろう。

「――サァリ!」

 背後から名を呼ばれる。振り返ると姉同然の娼妓がよろめきながら三和土に降りようとしていた。

「イーシア……」

「サァリ! よかった……!」

 駆けてきて彼女を抱きしめる姉は、前に見た時のままの姿だ。サァリの眠っていた年月が経っているようにはとても見えない。

 だからこそサァリは理解する。


 この街は、彼女に殉じたのだ。彼女のためだけに眠りについた。

 全てが愛しい、彼女の庭。

 健気で懸命で人の愛。時に神を凌駕するその愛の深さに、彼女は唇をきつく噛む。

 そうでなければきっと、少女のように声を上げて泣いてしまったのだろうから。




                 ※




 世界が変わる。

 気がついた時、シシュは朱塗りの門の前に立っていた。

 鮮やかに塗られた門。その奥には大路があり、多くの人々が行きかっている。

 シシュは隣の少女に聞いた。


「ここは?」

「もう一つのアイリーデでーす。正面から入るとこんななんだよ。綺麗でしょ」

「綺麗ではあるんだが……」


 ここに来る直前、現れたサァリは非常に怒っていた、気がする。見間違いかもしれない。見間違いだろう。あの彼女がそんな風に怒るところなど想像できない。


「あれは……」


 シシュは、大門の脇にトーマの姿を見つける。自警団員らしき人間と話している彼に声をかけようとした。

 けれどそれを、ミリヤが留める。


「だめだめ。別の母様に紹介してあげるって言ったでしょ」

「頼んでないんだが」

「わたしのためでーす。存在がかかってるんだよ?」


 反論できない理由を口にして、ミリヤは彼の手を取るとずんずんと街の中へ踏み入る。

 滑らかに歩いているのに不思議と体のどこも痛まない。違う世界に来たからだろうか。シシュは門をくぐりながら初めて見る景色に目を奪われる。


「すごいな。こんなに賑やかなのか」

「何もなかった昔はね。父様のいたところは封印から解けたばっかりだから外との関係を調整中って感じかな」

「ああ……どんな感じなんだ?」


 アイリーデが二十五年もの間、中に残る人間ごと封じられていたことは聞いた。その封印が解かれたといっても、外界とのすり合わせはすぐにはできないだろう。

 ミリヤは手を伸ばすと、宙を飛んでくる紙吹雪を指で挟んだ。


「ここしばらく死者の軍勢が猛威を振るっていたからねー。アイリーデも『不思議な力を持った街』ってことで、大陸に緊張が走ったみたいね」


 ミリヤは器用に人の波を抜けていく。

 色とりどりの街中はまるで異国のようだ。


「でもこの街が神話の街だって由来はみんな知ってるし、トルロニアとかウェリローシアが警戒する他国をとりなしてるって感じ。他にもコヘリオとかカロック朝とか、カプチェとかレンディルも味方かな。この辺りは父様のおかげだよ」

「俺が?」

「あなたが二十五年、旅をしながら色んな国で人間を助けてきたから。助けられた人間が味方についてくれてる。あなたの旅は全然無駄じゃなかったの」


 きっぱりと、誇らしく言う少女は、やはりどこかサァリに似ている。

 だがシシュは記憶のない時のことについて触れられ、所在ない気分を味わっただけだ。

 雑踏に視線を投げた彼は、その向こうに一人の少女の姿を見出した。


「あれは……」


 白い着物に銀髪を結った少女は、何かの荷物を抱えて人混みを北に消えていく。

 今のサァリより三、四歳若く見えたが間違いない。あれがこの世界の彼女なのだろう。

 シシュは可憐な後ろ姿を噛み締めた。


「よし、満足した……帰るか……」

「何言っちゃってるんですかー。帰しませんよ。大体父様、一人で帰れないでしょ?」

「そうだった」

「あと帰ったら多分、元の母様に監禁されるよ? 二度と日の下に出してもらえないよ?」

「彼女がそんなことをする意味がないだろう」

「父様は何もわかってなーい」


 あっけらかんと言う少女は弾むような足取りで通りを進む。

 器用に人を避ける彼女にならって、シシュも街の奥へ奥へと進んでいく。


「これはどこに向かっているんだ?」

「月白だよ。北の館だからね」

「そうなのか……」


 目覚めてからずっと月白から出なかったシシュは、あの館が街のどこにあったかもよく分からない。

 大路が交差する場所に来ると、ミリヤは空の舞台を指差した。


「アイリーデは封印される時に、母様の正体を残った人たちに明かしたの。その人たちはこの街の神に殉じて眠ることを決めた……。母様は目が覚めた後あそこに座って、彼ら一人一人に頭を下げてお礼を言ってたよ」

「……彼女らしいな」


 その光景は容易に目に浮かぶ。

 サァリは彼に対してもいつも丁寧で、感謝の念を惜しまなかった。同様に街の人間にも、自分と共に眠ったことへの感謝を告げていったのだろう。そういう細やかさを持った情の深い女であることは、よく分かっている。


「月白の館主はこの街の主人だから。あんなことになったならなおさら、完璧な神でなきゃいけないって思ってるんだろうね。母様のことなんてみんな小さい頃から知ってるのに」

「小さい頃、か」


 そちらは少しも想像できない。

 シシュは、彼女がどんな子供だったのか、少なくない興味を抱いた。


「そんなにちっちゃい頃の母様はどうにもできないけど、十六歳の母様なら紹介できるよ! ほら、行こう!」

「……見るだけなら」


 人通りは少しずつ少なくなってくる。日が暮れる速度が妙に早い。

 やがて林に左右を囲まれた小道を抜けて一軒の館の門前に出た時、辺りはすっかり暗くなり、灯り籠には火が入っていた。


 ここは彼も見覚えがある。月白の館だ。

 ミリヤは勝手知ったる様子で、止める間もなく門の中へと入っていった。

 開かれたままの玄関、三和土に誰か立っているのが見える。

 白い着物姿の少女は、さっき見た彼女だ。誰かと楽しそうに話している彼女は年相応の少女に見えて、シシュは思わず息と足を止める。


 けれど彼女はすぐにミリヤとシシュに気づいたのか、ついと視線を外に向けた。

 あどけない表情から完璧に作られた微笑へ。

 大人の彼女を思わせる佇まいで、彼女は言う。


「ようこそ、妓館『月白』に」


 落ち着いた声音は、夜の始まりによく似合う。


「ここはアイリーデで唯一、秘された神話を継ぐ場所でございます。北の正統とあって他の妓館とは少々毛色が異なりますが、よろしいでしょうか」


 滑らかな挨拶は館の主人として瑕一つないものだ。

 ただ先程のあどけない笑顔を見ていたシシュにその姿は完璧なものではなく、「年若い彼女が努力した結果、きちんと振舞っている」ように見えた。


 ミリヤが隣から彼の顔を覗きこむ。


「月白の主は、次代を生むために一人しか客を取らないの。それが神と人との約。――今代の神供はあなただよ、父様」

「……分不相応だ」

「それは母様が決めることだよー。で、どう? これくらいの母様ならとっつきやすくない?」

「とっつきやすいとかそういう問題ではないんだが」


 それより、客でもないのに挨拶されて突っ立っている方がよくないだろう。シシュは三和土に向かって頭を下げる。


「邪魔をして失礼した」


 そう言って踵を返すシシュの後を、ミリヤが「あ、ちょっと!」とあわててついてくる。月白の門を出ると、ミリヤは唇を尖らせた。


「もー。せっかく一から始められるのに。それとも父様は母様が完璧だから好きなの?」

「好き、というか」


 完璧だから、ではなく彼女は完璧なのだが、そもそも自分が彼女に抱くこの感情は何なのか。

 好きかどうかでは収まらない気がする。ただそれが何なのかが分からない。


「俺は彼女のことをどう思ってるんだ……?」

「鬼嫁?」

「それは絶対に違う」


 そもそも彼女のことを自分の妻だとは思えない。自分が供物だと言われたら、まあ分かる。

 邪魔にならないよう門から離れたところシシュが考えこんでいると、ミリヤは両手を胸の前で合わせた。


「えー、じゃあいいよ。もっと母様の素が見える頃に行こ? あまり一つところにいると元の母様に捕まっちゃうかもしれないし」

「捕まっても困らないだろう……」

「困るよ。幽閉だよ幽閉。父親が幽閉されてるのとかちょっと……引いちゃう……」


 パン、と少女は手を叩く。

 世界がまた変わる。


                 ※


 次にシシュが立っていたのは、小さな茶屋の前だ。

 長机にお茶を出してもらえる形の店で、ちょうど彼の前にはよい香りのする茶碗が置かれている。


「ここは……?」

「あ、シシュ!」


 背後から声がかかる。振り返るとそこにいるのは先程と同じくらいの年齢のサァリだ。

 たださっきとは感じが違う。彼女は身内に対するような親しさの笑顔でシシュを見ていた。大きな布包みを抱えている彼女に、シシュは考えるより先に歩み寄る。


「自分一人で買い出しを? 大変だろうに」

「え、でも下女たちはみんな仕事があったから。大丈夫だよ。ありがとう」

「……月白でいいか? 他に寄るところは?」

「ううん。休憩中にごめんね。助かります」


 サァリは愛らしく笑う。

 まだ少女である彼女のそんな様子は、気安くはあるが一人で何でもやることに慣れた者の顔だ。懸命でいじらしい姿に、シシュは複雑な気分になる。

 シシュがサァリに半歩遅れて隣を歩き出すと、ミリヤが彼についてきた。


「母様はね、母親がいなかったの。巫を放棄して出て行っちゃったから。だから『自分で全部やらなきゃ』っていう気持ちが強いんだよね。街も当然それを母様に求めた……そうじゃなかったのは父様だけだったの。父様だけは、母様に何も負わせなかった」


 ミリヤの姿はサァリには見えないのか、何の反応もない。サァリは屈託なく世間話を彼にしている。

 そうしてサァリが彼に語る他愛もない話だけは、重圧から逃れた普通の少女のようで、シシュは言葉にならない感情をのみこむ。


 ミリヤは運命を手繰るように笑う。


「どう? 助けてあげたくなったでしょう? ただの意地っ張りだよ、母様は」

「――シシュ、どうしたの?」


 サァリは青い目で彼を見上げる。

 そのまなざしが屈託なく思えれば思えるほど、シシュの胸は痛む。彼女がシシュの見た彼女になるまでに、苦労と努力があったのだろうと分かるからだ。


「まだ決められない?」


 パン、とミリヤの手が叩かれる。

 世界が変わる。


                 ※



 次の場所は、どこかの座敷だ。荒れ具合からしておそらく空き家だろう。

 シシュは自分が畳の上に靴のまま立っていることに気づいてぎょっとしたが、それ以上に驚いたのは目の前にいるサァリだ。

 着物ではなく黒いドレス姿のサァリは、髪も下ろして悄然としたまま膝を抱えていた。


「一体何が……」


 彼女は膝を抱えて俯いている。血の気の薄い唇が動く。


「ウェリローシアの人間に私たち巫の正体が告げられないのは、一つには驕りを抱かせぬためだ。私たちと血縁であることに特別な意味などない」

「――うん、そうなんだよね。血を分けた兄でも従姉兄でも、彼らは人間。私たちとは決して同じじゃない。私たちは母と娘しか同じ存在がいない。でも母様にはそれもいなかった。一人きりの異種じゃないといけなかった」


 淡々と告げるミリヤの言葉は、あえて感情を排しているように聞こえた。

 サァリの碧眼は下を見たままだ。そこに溢れる孤独に、シシュの口を言葉がつく。


「……大丈夫だ。あなたは一人ではない」


 彼女は言われて、ふっと顔を上げる。

 微笑んでくれたその顔は、ひどく愛らしかった。



 パン、と神の手が鳴る。



                 ※



 世界が変わる。

 その度ごとに違う彼女と出会う。少女から女へ。人から神へ。

 緩やかに変化していく彼女は、けれどいつの時も完璧ではない。

 強気で、向こう見ずで、勝気で、孤独で、それでも毅然と気高い、ひどく不器用な在り方だ。

 孤独を常に感じて生きてきたのだろう、と思った。

 それでも、それだからこそ彼女は溢れるばかりの愛を持っているとも。


「――シシュ!」


 月白の玄関で、彼の姿を認めるなりサァリは笑顔になる。嬉しそうに駆けてくる。

 飛びついてくる彼女を抱き留めるシシュに、ミリヤが言う。


「どの母様も、きっとあなたを好きになる。あなたは常に変わらぬあなたであったから」

「俺は……」


 自分はそんな風に想われるような人間ではない、と言いかけて、シシュは口をつぐむ。自分に抱き着いているサァリの背をそっと抱く。

 薄い、折れてしまいそうな体。

 そんなところは彼の知るサァリと少しも変わらない。あの完璧な彼女は、こんなか細い体で背筋を伸ばして在ったのだ。


 シシュは言葉になる前の熱を嚥下すると、言った。


「ミリヤ、元の世界に戻してくれ」

「えー? でもこっちの母様の方が可愛らしいでしょう?」


 不服そうな声に、シシュはかぶりを振る。


「今まで見た彼女は――全て彼女本人だろう」


 零した言葉に、ミリヤは大きな目を瞠る。小さな唇が笑んだ。


「なんで? どうしてそう思うの?」

「……何となく、だろうか」


 少女から変化していくサァリは、おそらく別の世界のサァリではない。

 これは今の彼女が彼女になるまでの過去だ。シシュの記憶から失われた彼女の姿を、ミリヤは父を連れて辿ってきた。

 強いて証拠を上げるなら、会話が時々噛み合わないことがあった。過去は変えられないからだ。


 その上で、理解する。

 彼女がどれほど自分を想ってくれていたか、そんなことを今更。


 冬の巫は、くすくすと笑うと袖を翻す。白い指が街の方角を指差した。


「正解。この街はもう一つのアイリーデ。人の欲念が作った神の座。蛇が抱いて眠る心界の街。――ここに今あるのは、あなたから流れてしまったあなたの魂」

「心界……?」

『拾える限りは拾ったのですよ。足りないものはあるでしょうけど』


 覚えのある声にシシュが下を見ると、そこには掌に乗るほどの小さな黒蛇がとぐろを巻いている。蛇は頭をもたげて赤い目でじっと彼を見上げた。


『灰を付き合わせて、魂だけの他の人間たちに拾ってもらったのです。あなたによって虫化を解かれた者たちですから、皆こころよく協力してくれました』


 一つの魂が拾えた欠片は少なくとも、集まれば充分に思い出になるでしょう? と、蛇が言う。

 その蛇はきっと、大きさこそ違えど川向うで忠告してくれた蛇だ。


 腕の中のサァリの姿が搔き消える。けれどそれは失われたわけではない。彼の中に戻ってきたのだ。

 全ては彼の記憶の中のサァリーディだ。ころころと表情を変え、日ごと花弁が色づくように変わっていった彼女。

 その姿をずっと見てきた。見てきたことこそが、彼自身の想いの証だ。


 シシュは蛇の前に片膝をつくと礼を言う。


「ありがとう……手間をかけさせた」

『お礼を言われるためにやったので、お気になさらず』


 黒蛇は満足そうに胸を反らす。自慢げなその体をミリヤの手が抱き上げた。

 母親によく似た美貌の少女は、片目だけをつむって見せる。


「じゃあ父様、幽閉される覚悟はできた?」

「……話し合いを希望する予定だ」

「応援してまーす!」


 少女は手を振る。


 世界が、戻ってくる。




                 ※





 戻ってきた直後、シシュが見たのは自分の上にのしかかっているサァリだ。

 髪を振り乱した彼女は、シシュと目が合うなり必死の形相で右手を振り上げる。

 頬を打たれると覚悟した時、けれど彼女はその手でしがみついてきた。


「ば、馬鹿! 馬鹿!!」


 青い目からぼろぼろと涙が零れる。


「嘘つき! 置いて行かないって言ったのに! 傍にいるって約束したのに!」


 わんわんと、子供のように彼女は泣く。

 完璧な姿など見る影もない。女は彼の胸に顔を埋めて泣き叫んだ。


「わ、忘れてもいい! どんなあなただっていい!」


 悲痛な声が絞り出される。


「ひとりに……しないで……!」


 それ以上は言葉にならなかった。嗚咽を零して縋りついている女をシシュは見上げる。

 彼女に乗られていても重くはないが、涙の一粒一粒は非常に重い。

 彼は何から切り出そうか迷って……けれど一番肝心なことから口にした。


「すまなかった」


 満月だけが彼女ではない。

 それに焦がれる感情だけが自分ではない。

 そんな単純なことに考えが至らなかった。シシュは動くようになった左手で彼女の髪に触れる。


「愛している」


 自分が人に戻り、彼女の同族ではなくなっても。

 この感情には変わりがない。自分が死ぬまで。否、魂だけになったとしても。

 彼女が地上に在る限り、自分があの川を選ぶ日はきっとこないだろう。

 そうであろうと決める。


 シシュは離れていた二十五年の恋情をもって、目覚めた妻を抱きしめる。

 泣きじゃくっていたサァリは、びくりと震えると顔を上げた。涙で溶け出した青い目が彼を見つめる。その色を綺麗だと思う。

 欠けてしまった彼女は、まるで無垢な少女のようだ。


「あなたがいなければ、この世界は要らないの」

「俺が悪かった。もう少し世界に優しく在って欲しい」

「なら、捨てないで」


 銀の睫毛を伝って、一滴の雫が彼の胸に落ちる。

 それさえも愛らしいと――シシュは長い夢の果て、ようやく腑に落ちたのだ。

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