魔女
キラキラと草が輝く草原で足を止めた
『......かんけいないだろ。』
ユーキスくんの言葉が響く
その通りだ
ワインクーラから急に知らない場所に飛ばされ
母と名乗る魔法使い現れ
髪の色が変り
ありえない ......夢にしては長すぎる
「帰れば少なくとも救世主だとか世界を救うとか言われない.........」
誰かいるの ?
それともキキョウと同じしゃべれる動物?
「普通に暮らしたいならかなえてあげようか?」
サワサワと茂みが動き女性が現れた
長い豊かな髪
目には仮面をつけている
「星砂昴と生きれば嫌でも女とファンのいざこざがついてくる。カルメンの娘として生きればもっとつらい戦や不平等なものを目にすることになる......」
黒いドレスをゆらしながら近づいてくる
「どっちもあんたにとっては苦しい生き方。普通に高校生したくないかい?父親は恋しくないかい?」
普通の高校生
そうだよ編入しなければそうだった......昴と暮らすこともなかった ......
頭が重い
女性がちかずいてくる
「さっきは悪かった......魔女だ!」
ユーキスくんの声?
「危ない瑠璃さん離れて!」
グイと手を捕まれる
意識が遠のく
普通の高校生
普通の女の子 .........
「あんたらの問題はあんたらの問題、自分達で解決したらいいじゃない。」
えっ私の声?
ウソ言ってない.........
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