偽りの世界と悪魔の城
偽りの世界
「瑠璃!起きないと遅刻するわよ。」
あとちょっとお
寝がえりをうつ
「起きないと遅刻するよ。」
兄さん......お兄ちゃん?
ベッドから起き上がると本棚が見えたそこにはマンガがつまっている。
見慣れた風景のはずなのにいわかんがある。
クローゼットの前には制服がかかっている
何か長い夢をみていた気がする
「ホラホラ早くしないとマキちゃんが向かいにきちゃうわよ。」
階段を下りてドアをひらくと朝ご飯ができていた。
「おはよう瑠璃。」
新聞を読んでいたパパが顔をあげる
「春樹あんたは食事の時は参考書もってこない。」
医大を目指すお兄ちゃんはもうすぐ試験......
「お兄ちゃん、モデルじゃなかったっけ?」
「瑠璃、読モで少しでたからってモデルになれるわけじゃないよ。」
笑われてしまった。
背が高くて鼻が少し高い
優しくて優秀
トーストにかじりついてご飯を食べる
「今日は瑠璃の誕生日祝いするから春樹忘れるなよお。」
わかってるよとうなずく
ご飯たべて
顔洗って
窓からみると
あっマキもういるじゃん。
人の家の前で少年マンガどうどうと読まないで......。
おおあわてで制服をきる
鏡をチェックする
黒いボブの髪
何かひっかかるけど......学校いかなきゃ。
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