「………うっ吐きそ、う…」素早くトイレに駆け込んで吐く

「う………飲みすぎたかぁ?」水を流そうと細くなった目を見開いて

「んー……!な、なんで…?」視界に見えたのは濁った白と赤

「血…な訳無いよ、な…。」目を逸らして水を流す

「寝ぼけてるのか…?」トイレから出ていき部屋に行く

「片付け忘れたけどいいか…」片付けを諦めてベッドに入る

「…最近あいついないなぁ。………すぅ…。」ぼそりと呟くとすぐに眠りに落ちる

「うっ…うぇっ…う、ぁ…。」数分経って唸り声を少し出す

「やっほー☆っていっても寝てるから意味無いけど。」自分でツッコミをしてからベッドを出ていき

「今日は特別だよ?」リビングについて机のゴミを捨てながら

「次からはしないからねぇ?」最後の一個のゴミを投げ捨てて部屋に行く

「ふぅ…。」一つ息を吐いてベッドに乗る

「…血を吐いた理由はねぇ。」少し微笑んで

「もう少しで消えるからだよ。」そう言うと寝ている相手に煙が入っていく

「う、げほっ…。」一度だけ咳き込む

『知ったらどうなるんだろうなぁ。』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る