第2話 たった一人の友人 執筆中
「おいアーサー」
「どこへ行く気だ?」
アーサーが王国を出てすぐに誰かに引き留められた。
「お前は……ガウェイン…?」
「何でお前がここに…?」
アーサーのたった一人の友人、ガウェインがこう言う。
「俺も連れて行け、アーサー」
「まぁいいが…その前に…なんで俺の名を?」
「宿屋の主が話しててな」
「そうだったのか」
「さて、まずはあそこの王国を攻めようか」
ガウェインが地図を見ながらそ言う。
その後に、ガウェインが一つ問いただした。
「そういえばお前…剣は持ってるのか?」
「当たり前だ、剣が無くて冒険できるかよ」
「まぁそりゃそうか」
「で?お前が持ってる剣ってなんだ?」
ガウェインにエクスカリバーを渡す。
「おお、エクスカリバーか」
「お前がエクスカリバーを抜いてるとこ見たが…まさかな…」
「ふっ…」
「さて、行こうか」
「まず、どこへ行くんだ?」
「まず北にある王国を制覇する事にしよう」
「じゃあ行くぞ」
「ああ」
アーサー達は北にあるフォルター王国を目指した。
「…!」
偶々後ろを向いた時に王国が燃え上がってるのに気が付いた。
誰かが火炎瓶でも投げたのだろうか。
「…何があった!?」
鎧を着た王がゆっくり後ろを向く
「貴様らがアーサーと…ガウェイン…だったっけか…?」
「そんなことはどうでもいいか…」
ガウェインがガラティーンを構え、アーサーはエクスカリバーを構えた。
「チッ…フィルター王国の方から来てくれるとは…珍しいな!」
「お前から来いよ…フィルター王…!」
「フン…では、こっちから行かせてもらう…」
フィルター王がアーサーに向かって剣を投げ、ガウェインの方へ突っ込んでいった。
アーサーが剣を避け、フィルター王に向かって、飛びながら剣を振った。
「なかなかやるな…アーサー…」
「居たぞ!フィルター王だ!」
槍を持ったシックザール王国の兵士は他の兵士に敵がいる事を呼びかけた。
「なんでこんなに来るのが遅いんだ・・・」
「そりゃあ…宿屋に火を付けたからな」
「!?」
「宿屋のおっさんは無事なんだろうな…!」
「フン…きっと…な…」
「アーサー!お前は宿屋に居る人を全員助けに行け!」
「こいつはこれが食い止める!」
「あぁ、わかった!」
アーサーはその場を立ち去った。
兵達は槍を投げたり弓で射殺すつもりだったが、王が相手ならそうはいかなかった。
槍は跳ね返され、弓矢は斬られ、兵は死んでゆく。
「ふん…貧弱だな…ここの奴らは…」
「―――ッ」
「崩壊する円卓の
(
宝剣伝説 ー己を賭けた闘いー 紅桜 晴樹 @moraneko123
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