七 半分は優しさで出来ています。
マギムネに案内され、話にあったもう一つのルートにカリン達はやって来ました。光が一切届かない場所ですので、ただの黒い壁にしか見えません。
「ここがそうでちか?」
「ん、そうじゃのう。儂らは
「なあ、マギムネさん。この下はどうなっているんだ?」
お店のマスターが恐る恐る下を覗き込みますが、松明程度の光では底まで届かないので黒い壁がある様にしか見えません。
「さあ? 落ちた事が無いから分からんじゃのう」
落ちたら天に昇ってしまって戻れない気がします。
「調べてみましょうか?」
言ってエリザ王女は喘ぎ始めました。
「ン……ふあっ! ぁぁんっ! ぁ……
エリザ王女の喘ぎに……コホン。呪文詠唱に応じ、占いなんかでよく使われる水晶球大の光の球が王女の手の平の上に現れました。
「なんと。喘ぎの魔術師とはお主の事だったのじゃのう」
「誰が喘ぎの魔術師ですかっ?!」
その場に居る皆がエリザ王女を見つめます。
「……え?」
「誰がどう聞いても夜の営みの声じゃのう」
マギムネ親方がサラリと言います。エリザ王女自身は気付いていないようでした。
「中々広い場所ですね」
気を取り直して、王女は光を放つ魔法の球を操作してゆきます。しかし、視認が難しくなるくらい光の球を奥に進ませても、対岸は見えません。
「ここから二百ルメト下なんですよね」
松明の明かりで照らし出した地図を見て、エリザ王女は場所の確認をします。
「そうじゃのう。今はここで、事故現場はこの坑道じゃのう」
親方が指で差します。その事故があった坑道は、ここの真下ではなく若干ズレているようでした。
「行く人員を決めないとでちね」
幾らミュウがエンシェントドラゴンであっても、運べる人数には限りがあります。その上、辺りは漆黒の闇なのですから明かりを点けなくてはなりません。流石にエルクを超える魔力を持つエリザ王女でも、二百ルメトもの距離を照らし出す事は出来ないですし、彼女は回復魔法も使えますから救出班に確定です。
「後は、わたちが行くでちよ」
流石にエリザ王女だけでは警戒されてしまいますが、カリンを知っているドルワフも多いという理由から買ってでました。シルビアとお店のマスターはお留守番に決定です。
「親方は怪我人を運ぶ手配をお願いするでち」
「分かったじゃのう」
言って親方は早速元来た道を戻っていきました。
「それじゃミュウ。お願いするでち」
「分かりました
ミュウがカリンの手を取ると、カリンには軽い脱力感が襲います。ミュウはカリンの持つ魔力を手から吸い上げているのです。そしてニコリと微笑むと、闇の中にその身を躍らせました。傍から見ればただの身投げの様に見えますが、予め聞いていた一同に動揺はありません。暫くすると、漆黒の闇の中からバサリバサリ。と、いう何かが羽ばたく音が近付いて来ました。
「うおっ!?」
「ひぃぃぃ!」
「な、何ですの?!」
突然、漆黒の闇からカリン達が居る坑道を覗く目が現れます。蜥蜴の顔と瓜二つのソレは鱗に覆われていて、瞬きは上下ではなく左右。眼球はカリンの背丈程もありました。明るい場所で見ればそれ程驚かないのでしょうが、松明の明かりで出来た陰影で、より不気味さが増している為にカリン以外の皆が心臓が止まる思いでした。
「これがミュウさんの本来の姿か……」
「どどどドラゴン……初めて見た……」
シルビアとお店のマスターは共にミュウの本来の姿、人間なんか鼻息で吹き飛ばす事が出来る古の種族に魅入っていました。
『それでは
カリンは坑道に着けられたミュウの鼻先から器用に頭へと歩いてゆきます。そして自分の番が来たエリザ王女は、ゴクリと唾を飲み込みます。人が余裕で通れる程の厚みがあるミュウの鼻先ですが、空中で羽ばたいている為にそれは上下に揺れています。もし、足を踏み外したらと思うだけでエリザ王女の脚が震えてしまいました。
『何をしてる。早く乗らんか』
「わわわ分かってますわ」
ギョグリ。エリザ王女は再び唾を飲み込みます。チラリと視線を落とせば、漆黒の闇に吸い込まれそうな錯覚を覚えて目が眩みます。エリザ王女は意を決して鼻先に飛び乗ります。しかしそれ以上は動けずにそのままペタンと女の子座りをしてしまいました。どうやらエリザ王女は高所恐怖症の様です。
『早く登れ』
「むむむ無理、無理ぃ」
エリザ王女はイヤイヤと子供の様に首を振ります。それを焦れったく思ったミュウは、鼻先をクィッと持ち上げました。するとエリザ王女の身体が宙に舞います。
「ひぃぁぁああっ!?」
少しばかり空中遊泳を楽しんだエリザ王女。ドサリと落ちた先はミュウの頭の上でした。頭に生えている角をガッチリとホールドし、エリザ王女は安堵のため息を漏らします。
『全く、あれくらいで漏らしてんじゃない』
どうやら漏らしたのは、ため息だけではなかったようです。
「もももも漏らしてなんかいませんわ!」
エリザ王女はソレを否定しますが、スカートの中にある薄布は少しばかり湿っていました。ミュウはエンシェントドラゴンですので、犬以上に鼻が効くのです。
「行ってくるでち、留守番よろしくでちよ」
「ああ、任せてくれ」
「いってらっしゃい」
お店のマスターは頷き、シルビアは手を振って送り出します。
「それじゃミュウ。お願いするでちよ」
『
返事をしたミュウは、一気に降下を始めます。王女が高所恐怖症であろうが、カリン以外に慈悲は無いのです。
「ひっ、ひぃっ! ひぃぁぁああ!?」
漆黒の暗闇の中でエリザ王女の叫びが何時までも響き、スカートの中の薄布のシミが広がってゆきました。
ペチペチ。
「ンッ……ふ」
ペチペチ。
「んんぅっ」
頬に感じる鈍痛に、エリザ王女は思わず身動ぎをしました。目を覚ますと、カリンが心配そうに覗いているのが見えました。
「あ、あれ?」
「失神していたようでちが、大丈夫でちか?」
「あ、はい。だいじょう――うっ!?」
エリザ王女は内側から込み上げてくるモノを感じて慌てて口に手を当てます。
『こら小娘! 吐くんじゃない!』
なんとか堪えて飲み込みましたが、ミュウがホバリングで上下している為に、軽い船酔い状態になっている様です。
「んっ……ふ。着いたのですか?」
『その筈だ』
「明かりを作って欲しいでち」
エリザ王女は分かりました。と、頷き喘ぎ始めます。
「
暗闇に慣れた目では眩しすぎる光がエリザ王女の手の平に生まれ、王女はそれを操作して壁伝いに這わせます。
「有りました。多分あれですわね」
見つけた穴にミュウはゆっくりと近付きます。
『
今のミュウでは待つ以外の選択肢はありません。
「分かったでち。それじゃ行くでちよエリザ」
「……へ?」
王女は素っ頓狂な声で応えます。
「おおお降りる!? のですかっ?!」
乗ったら降りる。そんな事は当たり前です。そんな当たり前の事を王女は失念していました。
「姫様が来てくれないと、怪我人が居たら困るでちよ」
もしかしたら、命の危険がある怪我人が居るかもしれません。
ギョグリ。王女は唾を飲み込みチラリと視線を下に向けます。相変わらずの黒い床がソコにありました。
「むむむ無理ですよっ!」
「大丈夫でちよ。こうやってこうすれば……」
カリンはミュウの鼻先をトントントーン。と、進んで坑道に降り立ちます。
「ホラ行けたでち」
それを見ていたエリザ王女はプルプルと首を横に振り。
「無理ぃ、むりぃぃ……」
と、弱々しい声で訴えかけます。
『無理では無いだろうが、ホレとっとと降りろ』
「ひぃん……」
エリザ王女は涙目になって、おっきなお尻をミュウの頭に擦り付ける様にしながら頭の上を移動します。しかし、おでこをズルリ。と、滑り落ちると、そこから一歩も動けなくなってしまいました。
『
「もぉ、むりぃ……」
エリザ王女は情けない声を上げました。目には涙が浮かび、鼻水が垂れかかっています。
『仕方ない。また飛ばしてやる』
「ひ……」
王女の脳裏に先程宙に舞った記憶が蘇ります。
「分かった! 分かったからぁ! ひぃん……」
鼻水を垂らしながら、王女は亀よりも遅い速度でミュウの鼻の上を移動します。それを焦ったく思ったミュウは、王女が半ばに到達したのを確認すると、鼻先を坑道に向けて下げました。エリザ王女はずるずるずるっ。と、その上を滑り落ちます。
「ひっ! ひぃぃぁぁああ!」
ドサリ。坑道に滑り落とされたエリザ王女は、そのまま白目をむいて動かなくなってしまいました。身体はピクンピクンと小刻みに震えていて、捲れあがったスカートから覗く薄布のシミが増えてゆきます。
『王女のクセに粗相をするとは、はしたない』
肩書きは王女ですが、歳は十七の小娘です。
「どどどドラゴン!?」
野太い叫び声にカリンは振り向きます。いつの間にそこに居たのか、ツルハシを肩に乗せ汚れた様相の鉱山夫らしい一人のドルワフが大層驚いた様子で立っていました。
「アンタ。ヨギクロでちか?」
あまりにも汚れているので、カリンも一瞬誰だか判りませんでした。
「んん? おお! カリンなんじゃなあ! 久し振りなんじゃなあ!」
ヨギクロと呼ばれたそのドルワフは、持っていたツルハシを投げ捨ててドタドタドタ。と、駆け寄ると、カリンの両手を掴んで上下にブンブン振ります。
「どうしてこんな所に
「何言ってるでちか。助けに来たんでちよ」
「おおっ! それはかたじけないんじゃなあ!」
「怪我人は居るんでちか?」
「足をやられた者が二人居るんじゃな。それ以外は幸か不幸かピンピンしとるんじゃな」
「そうでちか。じゃあ、彼女に治療して貰って帰るでちよ」
「んん? この娘は神官なのじゃな?」
「魔術師でちが、回復魔法も使えるでちよ」
「魔術師なのに回復できるんじゃな?」
ヨギクロは頭を斜め四十五度に傾けます。彼が疑問に思うのも無理はありません。普通、魔術師が回復魔法を使う事は出来ません。それはドルワフやエルク、フェリングであっても例外はないのです。しかし、エリザ王女だけは、古からの王家の血が彼女を別格な存在にしているのでした。
ペチペチ。
「んふっ」
ペチペチ。
「ん……はぁ」
カリンが頬を叩くと、王女は甘い声を上げて身動ぎします。
ペチッ。
「ぁっ……」
ペチンッ。
「んぁっ……」
「大丈夫なのじゃな? この娘」
ヨギクロが言う大丈夫とは、身体的なものだけではありません。頬を叩く度に悦んだ表情で身動ぎする王女に、カリンもソッチ系に目覚めるのでは? と、心配になってきていました。
「ん……ハッ! あれ……地に着いてる……?」
カリンが王女の頬を叩く事しばし、エリザ王女はようやくお目覚めの様です。
「おはようでち。ネボスケさん」
「あらカリンさん。あ、ドルワフさんも」
「やっと目が覚めたんじゃな? 起きてすぐで悪いんじゃな、怪我人を治療して欲しいんじゃな」
「ああ、はい。分かりました」
エリザ王女何事もなかったかの様に立ち上がると、スカートの埃を払います。その際、股間に付いた埃がなかなか落ちてくれないのを疑問に思いましたが、カリン達に呼ばれた為に気にせずに合流します。
時間経過で暗くなってきた魔法の明かりを王女に再度灯して貰い、ヨギクロの案内でカリン達は坑道を進みます。
「それで、怪我をされた方の容体は?」
「意識はあるじゃな。しかし、足が全く動かないそうじゃな」
「そうですか……」
取り敢えず命の危険が無いという事で、カリンも王女も安心しました。
「みなの者、助けが来たんじゃな」
ヨギクロがそう言うと、歓喜の声が漏れました。
「お怪我をしている方はどなたですか?」
「儂じゃーのん」
「儂もーじゃ。痛くて堪らんのーじゃ」
手を挙げたドルワフに近付き、状態を確かめたエリザ王女。その眉間にはシワが寄っていました。どうやら思っていた以上に思わしくない様です。
「…………んっ、ふっ。……はぁっ」
急に喘ぎ始めた人族の女にドルワフ達は奇異の視線を向けます。
「んん? この娘、もしかして喘ぎの魔術師じゃな?」
ピクリ。王女の肩が僅かに上下します。
「そうでちよ。知っているのでちか?」
「そりゃーこの界隈じゃ有名じゃな。エルクに勝る魔力の持ち主、喘ぎの魔術師とじゃな」
ドルワフにまでその名が知れ渡るとはなかなかに光栄な事です。
「(ドルワフにまでそんな恥ずかしい二つ名が……)」
ですが、エリザ王女の胸中は複雑でした。
「ぁっ……ふぁぁ……
詠唱が終わると、王女の掌が白く輝き出します。
「(
ちょっとした怪我ならば、
王女が治療を始めてからそれなりの時間が過ぎました。魔法の明かりに照らされた王女の額には、玉の様な汗がビッシリと付いていて、流れ出た汗で髪が肌にくっ付いています。
「んっ……はぁ。ハァハァ……おわ……りましたわ」
エリザ王女の手の平から白い光が消えると、腰が抜けた様にその場に座り込んでしまいました。
「おお! 痛みが無くなったのーじゃ! 流石は喘ぎの魔術師様ーじゃ!」
ピクリ。再び王女肩が僅かに上下します。
「大丈夫でちか?」
「はい、何とか……でも、もうお一人はすぐには無理ですわ。少し休まないと……すみませんが少しお待ち下さいね」
どうやら王女は、自身の魔力を使い果してしまった様でした。
「構わないじゃーのん。無理せず回復してからで良いじゃーのん」
「それじゃ、歩ける人だけでも先に送るでちよ」
「しかし、どうやって戻るのーじゃ?」
「ふふふ。行ってみてからのお楽しみじゃな」
ヨギクロはニヤリと口角を上げますが、側から見れば悪役の顔になっていました。一番怪我が酷かったドルワフは、他のドルワフの肩を借りてピョコピョコと歩き出します。カリンは松明を灯してミュウまで先導する事になりました。
「まだ治ってないでちか?」
「んん。少し違和感があるのーじゃ」
「それは仕方が無いじゃな。脚はほぼ潰れてたじゃな」
「つぶ……」
ヨギクロの言葉にカリンは驚いて振り返りました。
「なぁに、そんな事よくある事じゃな」
ヨギクロはそう言いますが、そんな頻繁にあっても困りもんです。
「喘ぎの魔術師様のお陰で、こうして歩けるようになったのーじゃ。回復魔法まで使えるとはトンでもない娘なのーじゃ」
ドルワフであっても神官以外は回復魔法を使う事は出来ません。その神官も特性が合わなければ職に就く事が出来ないのです。その数も年々減り続けているというお話で、鉱山の民の死活問題にもなってきているようです。時折、フェリングや人間の神官を呼んで治療して貰うくらいにまでになっています。まあ、今回のような落盤事故は滅多にありませんが。
「時にカリンよ。あの娘、股間が濡れておったが、何かあったのじゃな?」
ヨギクロは、王女が失禁したその事に気付いていた様です。
「まあ、女だから黙っておったじゃな」
どうやら、ドルワフの半分は優しさで出来ている様でした。
「彼女、高い所が苦手なのでちよ。それで
「分かったじゃな。熱々を用意しておくじゃな」
この時カリンは大事な事を忘れていました。ドルワフのいう熱々は人にとっては熱湯です。
「そういえば、どうやって穴から出るのーじゃ? ロープで吊り上げるのーじゃ?」
カリンはヨギクロと顔を合わせ、そのドルワフに向かって
「これでちよ!」
カリンが
「にょぇぇぇっ! ななな何なのーじゃ?! このトカゲはっ!?」
『トカゲではない。ドラゴンだ』
トカゲ呼ばわりされたミュウは少しご立腹の様でした。
「どらごん?! あの伝説の種族なのーじゃ?!」
どうやらこのドルワフは知識にはあっても、実物を見たのは初めての様でした。それもその筈、活動しているドラゴンはここ数千年目撃されていません。ちなみにヨギクロは、ロマーエ火山の火口付近でひっくり返って寝ているドラゴンを見ています。
「名前はミュウ。彼女が上まで運んでくれるでち。上の穴ではマギムネ達が待機している筈でちよ」
「おお! 有難いのーじゃ! ミュウさんとやらよろしくお願いするのーじゃ」
『任せておけ。む、他の仲間も来たようだな』
カリンが元来た道を振り返ると、奥の方から魔法の明かりがこちらに向かって近付いて来るのが見えました。
「どうやら治癒が終わったようでちね。ミュウ。彼も一緒に運ぶでちよ」
『
ミュウは頭にドルワフ達を乗せ終えると、カリン達を残して飛び立ちました。それを見送ったエリザ王女は、ガクリとその場に膝を着きます。どうやら彼女も限界のようでした。
「疲れている所悪いでちが、ミュウが戻ってきたらわたち達も行くでちよ」
項垂れていたエリザ王女はえっ!? と、顔を上げます。
「また!? またイクのぉ?!」
泣きそうな表情でカリンに訴えかけますが、往路があるなら復路もあるのが当然と言えます。エリザ王女はその事を思うだけで、白目をむいて失禁しそうな勢いでした。
暫くして戻って来たミュウにカリン達が乗り込みます。今度は王女を先に行かせ、カリンが彼女の尻を叩きながら歩かせます。途中、カリンの脚に王女がしがみついてバランスを崩し、カリンが落ちそうになるという危うい場面がありましたが、なんとか無事に頭に辿り着いてミュウは再び飛び立ちました。
『むっ!?』
「きひぃぃぃ!」
道中、ミュウは何かを感じ取った様で、上空を仰ぎ見ました。そのせいでミュウの頭から滑り落ちそうになったエリザ王女が、奇怪な叫び声を上げます。
「どうちたんでちか?」
『……
言ってミュウは軌道を変えます。直後に赤く丸い球がそばを通過して、カリン達の肌をチリチリと僅かに焼きました。続けて上空から赤い球が、回避行動を取るミュウ向けて雨のように降り注ぎます。右へ左へとそれを躱すミュウですが、頭の上にカリン達を乗せている以上、その動きには限界があります。
『クッ! このままでは……』
ミュウがそう言った刹那、赤い球の一つが翼に着弾し爆発します。反動でカリンとエリザ王女が宙に投げ出されました。
『グアッ!』
「ミュウ!」
それによってミュウは浮力を失い、錐揉みしながら落ちてゆきます。
「ひぁっ……ぁぁ……」
そしてエリザ王女も白目をむいて、股間から流れ出る液体を撒き散らしながら堕ちてゆきました。
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