第2話 寝ぼけと変換にはご注意を

それは日曜日のことであった。

前日の土曜日に次の日が休みの為、ついついゲームに熱中しすぎて朝まで遊んでしまった智亜美だった。


午前10時頃…


友達からの一通のメールを着信していた。


だが深い眠りの智亜美は気付かずに昼過ぎまでぐっすりだったのだ。


12時頃


一度目を覚まし、友達からのメールに気づき半分寝ぼけた様子で慌ててメールを返信した。


そして再び夕方まで寝てしまったのだ。


友達からのメールの内容は、付き合っている彼氏が最近浮気をしているらしい。


そう言った内容のメールであり、かなり深刻に悩んでいた様子だった。


夕方に目を覚ました智亜美は、そういえばメールをしたようなしなかったような…


曖昧な記憶の為メールを確認することにした。


朧げな記憶を再確認するようにメールをもう一度開いてみる。


友達のメールからは今にも泣き出しそうな姿が目に浮かぶように危機迫った感じが伝わってきた。


そして自分の返信したメールを確認してみた。


智亜美はそれを見て朧気な記憶が蘇る。


全身の毛が逆立つ。


「なぁ~にぃ~やっちまったなぁ」


思わずクールポコが脳内で再生されたのであった。


眠さに耐え切れなかった智亜美は、なんとこう返信していたのだ。


「ゴメン寝取った…」


体から血の気が引いて行く。


その後、智亜美がどうなったかはわからない


ちーーん

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る