Hになればなるほど……。

「HPになればなるほど、固くなるものってなーんだ?」

「は?!なっばっ!何言ってんのこんな昼間に!!!!」

「いやお前こそなにいってんのこんな昼間にwwwwwwwww」


え?!え?!?!違うの?!

と狼狽える彼女。

その様子を見ながら爆笑する彼氏。

彼女が思い浮かべているもので間違いではないが、こんな白昼堂々とそんな問題を出すほど彼氏も馬鹿ではない。

もちろん、彼氏はきっと面白い反応をするだろうと思いこのクイズを出したのだろう。

彼女はまだ答えが分かっていないらしい。


「お前ふざけんなよwww俺がそんなに変態に見えるのかよwww」

「実際変態じゃんバカ!!答え違うの?!」

「ちげーよwww他にもあんだろwww」


彼女の顔はずっと真っ赤で。

彼氏は笑いすぎて真っ赤。

高校生カップルならでは。って感じもする。

相変わらず答えはわからない彼女。

なんとも可愛らしい。


「だーかーらー、そんな卑猥な答えじゃないってwww」

「他に何があるの?!ぜんっぜん思いつかないんだけど!!!」

「叫びすぎだしwwwwwwwww」


ここまでくると彼女が可哀想になってくる。

顔を真っ赤にして、往来でここまで叫んで、彼氏は爆笑して……。

とっっっっても目立っている。

まぁでも、そのこと自体にも気づいていなさそうだが。

気づいたらきっともっと真っ赤になるんだろうなぁ。


「何?!なんなの答えは!!」

「お前まっじでわかんねーの?www今まで散々使ってきたのに?www」

「はっ、はぁ?!?!」


お、もっと真っ赤になった。

彼氏くんは上手いなぁ煽るのが。

この子はコミュ力高そうだなぁ。

彼女は、うん、頑張れ。

テンパってきっと頭が回ってないんだろうな。

可愛いなぁ。妹にしたい。


「今まで使ってきたって……!何言ってんの?!」

「いやいや使ってますからwww老若男女www使ってますからwwwなんなら幼稚園児も使ってるぜー?www」


あ。彼女ますます混乱した。

でも、自分の答えが違うことはわかったらしい。

でもどうやら思考は追いつかないらしく、一生懸命考えている。

頑張れ頑張れ。


「まじでわかんねーの?www」

「ちょっとまってて!!」


おお、この子は気が強そうだなやっぱり。

意地でも自分で答えを見つけたいんだろうね。

こういうこも、嫌いじゃないね。

むしろいいね、好ましいね。

でもまぁ、もうちょっと成長してほしいかな?

テンパらないように、思考が変な方向に行かないように(笑)

あぁあと、むn(っと……なんでもないです。

彼女に睨まれた気がした。気のせいかな?


「わかった!!!!!」

「お?」

「鉛筆ね?!」

「はいせいかーい!お前何思い浮かべてたんだよ変態www」

「はぁー?!あんたほど変態じゃないから!!!」


おお、答えがわかったみたいだね。

よかったねぇ。

でもまぁ、ここら辺で見ている人には君が変態だってきっとバレただろうけどね。

まぁ、可愛い認定されただろうけどね。

それなしても、


やっぱり可愛いなぁ



我が妹は。(彼氏絶許)

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