第3話初デート(1)

ぼくは 初デートの場所 

上野の博物館まで自転車で行った。

交通費も節約をするためだ。

ぼくは自転車で 待ち合わせの上野駅に待ち合わせの時間の一時間前に行き、

駐輪場を探した。

そして 十分くらい駅のまわりを

散策していたら 

駐輪場を見つけたため止めようとした。

そこは 有料の駐輪場であった。

そのため はやめに入れてしまうと 

お金が たくさんとられてしまう。

そのため 待ち合わせの時間の

十分前まで待ち、

そして 自転車をいれた。

そして 

自転車で十分間かけてきた道を走った。

今日の デートの所用時間的に

500円あれば料金はなんとかなる。

そして 上野駅に着いた。

彼女は ロングスカートに 

上は半袖であった。


頭のなかで 

彼女は平安の美女に似ているため 

十二単でも着てくるかな~と

勝手に思っていた。

彼女は とてもいい匂いがした。

ぼくの へどろ具合を彼女の良い匂いが中和してくれるような気がした。

ぼくの方から誘ったのに ぼくの方から話しかけられなかった。

やっぱり、実際にあって話すのは 

恥ずかしい。

先程言った事と矛盾するが

彼女の美しさが ぼくの醜さをより 

きわだてるような気もした。

ハリウッド女優が ゴキブリをペットにしているようか感じかな~

なんて思った。

まぁ ぼくは ゴキブリ以下なので

本当は 

ゴキブリさん または ゴキブリ先輩と呼ばないといけないのだけれども…。

まぁ ぼくは

使いふるされた雑巾よりも

汚いと思っている。

もし 汚れというものが 

汚い方から綺麗な方には移る事により 掃除や綺麗になるという事が

成り立っているなら、

ぼくが その雑巾を

顔に擦り付けたとしても 

ぼくは汚れたのではなく 

綺麗になったということになる。



上野の駅から 歩いて数分で 

博物館に着いた。

その博物館は 常設展は無料なのだが、

特別展はお金が かかった。

そのことを ぼくは忘れていた。

ぼくは チケット買うときに 彼女からお金を借りるということになった。

死にたくなるほど 恥ずかしかった。

ぼくの へどろに深みが増した。

濃厚になったと言えば 

よく聞こえるかな?(笑)

ぼくは わざとらしく演技をして 

忘れてしまったと言って、

彼女にお金を出してもらった。

彼女は 別にいいよっと 笑って 

ぼく分も払ってくれた。

なぜ 彼女は そんなに優しいんだと ぼくは 彼女の優しさに

感動をするというよりは 

疑問をもった。

このとき 頭の片隅に 

ぼくの事が好きなんじゃないかな~

という思いが出てきた。

だが ぼくは 

彼女いない歴=卑屈な状態の年数

=年齢

であるため、

その気持ちを すぐに抑え込んだ。

ぼくを なめてもらっては困るね♪

気持ちを抑え込むことに関しても 

アンバサダーに選ばれても良いくらいである。






ぼくは 背は高い。

しかし モテないんだ。

まわりは そんな僕に対して 

背が高いからモテるでしょ?とか言ってくる。

そんなわけないだろ 

この一言で 期待と希望を潰す。

まぁ 希望とかもって生きている人

なんて なかなかいないよね?

よく テレビにそういう人が

取り上げられるから

まわりはそういう人ばっかだと 

勘違いをするのだろう。

まぁ とにかく 

ぼくは 背が高くてもモテないんだ❗

モテるでしょ?と

男子が言ってくるなら 

背が高いのにモテてないぼくを

バカにするために言っているのだろうと思う。

しかし 

女子の場合は モテるでしょ?

といってくるくらいなら 

ぼくと付き合ってくれ!

なんてぼくは思う。

モテるでしょ?とはいうくせに 

ぼくと付き合ったりはしない。

背が高いのにモテないという現状から ぼくは 

性格や顔その他身長以外に原因があるということを告げられたような気がする。

このように 少しずつぼくがモテない原因が分かっていくのが 怖いというのも正直なところだ。


まぁ すごいだろ!

ぼくは デートをしている間に 

色々な事を考えているんだ。

いつか 哲学者になるんじゃないかなんて思っているよ。

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