第6話 僕は自身の夢の為に注文住宅を購入すると決めた!(4)

「(大島様、あのですね? わが社が建売り用に購入した区画がですね。商業施設側に面した道路側にあり。バス停やスーパーマーケット、病院、学校も近くにあります。その上安佐南区の平地なのでこれから先、建物価値、査定が無くなっても土地価の方は下がる事はない場所ですから。銀行の方もあの辺りの場所ならば差し押さえても直ぐに売却が可能だからと、結構乗り気になっているので、住宅ローンの方は大丈夫そうですよ)」


 山本さんは僕へと興奮気味に説明をしてくれた。


 だから僕は歓喜だよ。


 自身の心の中で、(やった! やった!)と、叫んだと思う?


 でも僕は直ぐに我に返り。


 建売りの物件で注文住宅のような、店舗付き住宅を建てる事って可能なのだろうか? と僕は思案したと思う。


 だから僕は山本さんへと。


「あ、あの山本さん?」と。


 スマートフォン越しから声をかけ。


「建売り住宅の物件で店舗住宅など建てる事は可能なのですか?」


 僕は首を傾げながら尋ねた。


「(ええ、大丈夫ですよ。大島様……。私が大島様へと勧める物件の区画は住宅のみだけではなく、一階をお店にする事も可能です。それに今ならば、道路側の土地も抑える事が可能な上に、建物デザインの方は建売物件なので、大島様が思うようなデザインにはできませんが。その代わり材料の方も家の会社が区画の家を建てる為に纏めて購入した物を使用しますから。普通の注文住宅よりも低価格で立てる事が可能です。それにあの区画自体が、二階建ての区画ではなく。三階建ての区画ですから一階はお店で二階、三階を居住スペースにする事が可能かなのです)」


 山本さんがは僕に、丁寧に説明をしてくれた。


 だから僕は彼の話しを聴き。


「山本さん、ありがとう御座います」と。


「これからもお世話になります」と告げ。


 その後、自身の心の中で。


(よっしゃ! やり! これでやっとお店ができる!)と。


 僕は興奮しながら思った記憶があるのと。


「じゃ、直ぐに、区画の方を見せてください」と。


 僕は山本さんを急かした記憶がある。




 ◇◇◇

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る