記憶は物語に
前世の記憶がある、といってもそれは、小説を一冊暗記しているようなものだ。
自分が生きていく上で参考、あるいはネタになったりしている。
愛読書のようなものか。
主人公の年齢に近づくたびにその物語は鮮明になっていく。
結末がバッドエンドでも、覚えていよう。
忘れてやらない。
たとえ、世界が終わったとしても。
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