辛悟

■概要


 本作の苦労人。生まれは官僚の家系だが、勉学の才に恵まれず成績は芳しくない。そもそも兄が官僚になって家督を継ぐものと思っていたためろくに勉強していなかった。しかし兄が急死したためにいきなり一族の期待を背負わされることになってしまった。薄幸。


 一方で囲碁に関しては抜群の才能を発揮し、囲碁賭博で連戦連勝を続ける腕前を持つ。本人にとっては唯一他人を凌駕すると自負する部分であるため、強敵を見つけると勝負を挑まずにはいられなくなってしまう。


 そんな不良者そのものの生活を送っていたところ、祖父から勘当を言い渡され、自棄になっていたところで李白と出会い共に出奔してしまう。


 のちに「白石棋士はくせききし」と呼ばれるようになる。


■登場回


「相碁井目」

「彩色蘭香」

「幽人対酌」

「天衣無縫」

「比肩相如」

「岷山隠棲」


■風評


李白「何やら気づいたらいつの間にか後ろにくっついておったんじゃ。金魚の糞かと思うたわ」

東巌子「あれをイジメていいのは私だけよ」

辛大老「不肖の孫め、どこへ消えたか」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る