陽炎の森32 兵庫宿までは5里(20km)の道のりです、ゆっくり出立して昼過ぎには到着したのです、笑美姫が時間があるので次ぎの宿場まで行けますよというと、ここ兵庫宿は、
陽炎の森32
兵庫宿までは5里(20km)の道のりです、ゆっくり出立して昼過ぎには到着したのです、笑美姫が時間があるので次ぎの宿場まで行けますよというと、ここ兵庫宿は、
歴史的にとても重要な場所なのです、ここは平清盛公がこの播磨灘の海を西へ進み、瀬戸内海から博多に出て明にいたる、交易航路を造ろうとした場所なのです、
その後室町幕府を作った足利尊氏が後醍醐天皇の陰謀にはまり、新田義貞、楠木正成軍に敗退して九州に逃れ、西国で兵をつのり、再び瀬戸内海を京に向かって、
進軍し、ここ神戸の湊川に上陸し、新田義貞、楠木正成軍を打ち破り、京に攻め入り、後醍醐天皇を追放して、室町幕府を造った、足がかりになった場所なのです、
ゆっくり、歴史見物をする価値はありますよと言うと、ほんに真一朗殿は詳しいのですね、そうしましょうと笑美姫がいったのです、メイが実は散々歩かされて、
疲れているのでゆっくり休みたいのでしょう、真一朗様と笑ったのです、
旅籠に宿をとり、ここはタイの名産地ですから、一つ私が釣ってきましょうというと、笑美姫が真一朗殿は釣りもやるのですかと聞くので、少々と答え、女中に、
つり道具はないのか聞くと、猟師を知っていますから、尋ねて行ってくださいと紹介したのです、
尋ねて行き、タイの釣れる場所への案内を頼むと、へいと返事をして、船に乗り込むと魯を漕ぎ出したのです、お侍さんは釣りをやりなさるんでと聞くので、少々、
と答えると、ここのタイは早い流れに住んでいるから、漁師でもなかなか上げられないですよと笑ったのです、
ボイントに行き、この辺ですと石のいかりをおろしたのです、つりの道具をかり、まず最初に糸の頭に石をつけ海に投げ込みたらして行き、糸が流れる深さを測り、
引き上げ、大きめの石をつけると今度は流されないので、引き上げ、糸をその重しから2メータ付け先に3本のはりを結びエサをつけたのです、
漁師がほう珍しいしかけですねと聞くので、こうすれば流されないので、本物の、海老だと思い食いつくよというと、なんとゆう、しかけですかと聞くので、ボウズ、
逃れだよと言うと、どうゆう意味ですかと聞くので、なにも釣れない事をボウズというのさ、だから、このしかけは必ず釣れるしかけだよと笑ったのです、
糸をたらし、先程の長さで止め、待っていると。かすかに手ごたえがあったが、そのままにしておいたのです、タイは一旦エサを口にいれ、吐き出して安全を、
確認するのです、二回目の当たりでぐ~と横にずらすと、かかったので、手でゆっくり、巻き上げたのです、海面近くに出てきたので、漁師が網で救うと30cmの、
大物です、
漁師がビックリして、お侍さんにしておくのは勿体無いと言ったのです、3匹上げたところで、この辺でいいだろう、船を戻してくれと頼んだのです、船を降り、
漁師に一匹を渡し、これはお礼だと、お金と一緒に渡すと、ありがとごぜいやす、しかしたいしたもんですよと関心していたのです、
宿に帰ると、女将がつれましたかというので籠を見せると、ビックリしてこんな大きいタイみた事ありませんよというので、台所に入り、うろこを落とし、3枚に、
おろし、刺身を作り、タイの生き作りと、頭は塩焼きにして皿にもり、膳に並べたのです、
部屋にもって行くと、みんなが目をまるくして、本当に釣れたのですかと聞くので、ええ、漁師がいい場所へつれていってくれたからですよといい、私は風呂に、
入ってきます、先に召し上がってください、新鮮なうちがいいですよと言うと、笑美姫がそれでは頂ましょうと言ったのです、
もう一匹を風呂のついでに、ゆうの部屋へ持っていくと、真一朗殿が釣ったのですかと聞くので、ええ、と答えると、そんなに器用だと嫁の来てがありませんよと、
笑ったのです、その時はゆう殿よろしくといい、皆でゆつくり、食してくださいと風呂へ行ったのです、
ゆつくり風呂につかり、上がって部屋にもどると、本当においしいですよ、さあとメイが酌をし、タイに箸をつけると、さすが流れの速いところに住んでいるだけ、
あってこりこりしているので、自分で釣った魚はまた、格別ですねと言ったのです、
先程、ゆう殿がお礼にみえられましたよ、美味しくて、皆がこんな楽しい旅でいいんでしょうかと、言っていたとの事でしたと笑美姫がいい、メイが嫁の来てが無い、
とき、ゆう殿に来てくれとおしゃつたそうですが、私が嫁に行って差し上げますというと、
笑美姫がそれはいい事です、真一朗殿ぜひそうしてくださいというので、姫様の申しつけなら承知つかまつりましたと返事したのです、メイがはしたない事言って、
申し訳ありませんと謝ると、いいのですよ、ず~と前からそう思っていたのでしょうとにこ~と笑ったのです、
もうすでにメイには手をつけているので、真一朗は笑美姫の言葉にほっとしたのです、明日はちと長いですが姫路まで行きましょうと言うと、大丈夫ですかとメイ、
が真一朗の顔をまじまじと見たのです、
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