第14話 プロとして
魔王がじいが運転する車で、家に帰ってきました。
魔王の居城の前は、2台くらい車が止められるスペースがあります。
悲劇(喜劇?)はその時起こりました。
じいが、車をバックさせます。
ぴいーぴーぴー(バック音)
直後に、がつん
小さな衝撃がはしりました。
どうやら、なにかにあたったようです。
じいが、降りて確かめると
後ろにタクシーが止まってました。
「やったか、悪いな……」
とじいが、ぶつけたタクシーの運転手に言いかけた時です。
バン!
助手席の扉が急に開いて、魔王が飛び出てきました。
そして、つかつかと運転手に向かいます。
今回はじいが、バックでぶつけたし、相手は停車中です。
いくら、魔王でも、謝ると思っていました。
魔王「おい」
運転手「はい?」
魔王「お前な」
「は、はい」
なぜか圧倒的に高圧的な魔王が、怯えた運転手に言いました。
「おまえもプロなら、このぐらい回避できなくて、どうする!」
「は、はい」
「ごめんなさいは?」
「ごめんなさい、今度は回避します」
「よし!」
どちらも、車が壊れなかったのが救いですね
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます