第13話 魔王高校に現れる!

高校の時です。

子魔王は学校が好きでなくて、あんまり学校に行きませんでした。

その為、先生の中では、子魔王が生意気だと思ってる人も多かったです。

そんなある日、子魔王は職員室に呼び出されました。

そこには、転勤してきたばかりの学年主任と、クラス担任がいました。

「おまえは学校なめてんか?」

いきなり学年主任は、関西なまりで子魔王に言いました。

「お前みたいのはいらない。学校やめさせてやるからな」

「はぁ、そうですか」

まったく動じない子魔王にイライラする学年主任。

「しかたない……おまえの親呼ぶか!」

「え?」

ハッキリと動揺を見せた子魔王を見て、喜ぶ学年主任。

「やはり困るか?親を呼んではっきり言ってやる」

「それは、やめたほうがいいかと……」

子魔王は真剣に止めたのですが

「ふん、今更慌ててもしらん!」

うーーん、こいつは最近、転勤して来たから大魔王知らないかも。

しばらくして本当に魔王を学校に呼んだらしい。

当日子魔王は、またさぼりでした……


椅子に座った、魔王に向かって学年主任が言いました。

「あんたの子供はどうなってるの?学校は来ない、教師の言うことはきかない、成績も悪い」

「うちのは、バカ息子ですから」

意外に冷静な魔王だが、出で立ちは戦闘服である着物を、バッチリ着込んでます。

そしてついに学年主任は、魔王についての文句を言ってしまいました。

「あんたは親の責任分かってる?親が水商売とかやってるから、子供も駄目になるんだよ!」

ぶぉーーーーーーーーんんんんん

ぶちぶちぶちぶち

「え?」

魔王の戦闘力が一気に上昇を始めました。

魔王モード全開です


「てめえ、もう一回言ってみろ!親の職業がなんだって?」

すっくと立った、魔王は自分の椅子を掴み、学年主任に殴りかかった!

「ぶち殺す!」

恐怖を感じて、逃げる主任。魔王をとめるクラス担任。

「邪魔すんな!邪魔するならお前も殺す!」


その後ですが、主任からはまったく文句を言われなくなりました。

ただ魔王がその後「おれもPTA行く!」ってうるさかったので

「あんたPTAなんか一回も来た事無いでしょう?何しに来るの?」

子魔王の言葉に魔王は

「奴をぶち殺す為に行く!」


すみません、PTAって何をするものでしたっけ?

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