大魔王は車が大好きです。

これまで買った車は５０台を越えます……もったいない

子魔王が中学校のときです。

魔王は、ドライブインを経営してかなりお金も稼いでいました。

そのとき車は、５台ありました。

乗るのは、魔王とじいの二人だけ。

ある日税務署の人が来ました。

車を見た税務署の人は言いました。

「お母さん、車５台は経費では認められませんよ」

魔王が答えました。

「いや、うちは５台でも足りないくらいだ！」

「いや～どう考えたって、５台は仕事で使わないでしょう？」

「いや、使う！いいか、数えてみるぞ！」

「１．まず、出前の車」

「２．雪かきの車」

「３．生ごみ捨てる車」

「４．燃えるごみ捨てる車」

「５．……」

「５．何に使うのですか？」

「５．おれのくるま！」

「……」

税金は取れたのでしょうか？

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい