第5話 殺虫剤

魔王は結構、何にでも、興味を持ちます。

PSでゲームやったり、携帯をいじるのも好きです。

みんなの命が危ない、そんな興味も魔王にはあったりします……


液体蚊取り線香を子魔王が買ってきた時です。

それまで、魔王の居城で液体式は、使ったことがありませんでした。

子魔王が箱を開けて、コンセントを刺しました。

「これは、3ヶ月ほっておいても大丈夫なんだ」

魔王が手あぐらのまま頷いた。

「ほぉ、そうなのか便利なもんだな……匂いがしないな、ちゃんと動いてるのか?」

この時、魔王の言葉の意味に、気づいていれば……


「なんか、変なにおいがする」

魔王も「気持ち悪い」と言ってます。

子魔王は周りを見渡した。

「どうしたんだ?この匂いは?」


ふと部屋の隅を見ると……分解された、殺虫剤が……

「もしかして……」

魔王に尋ねると

「殺虫剤の匂い出てないから、動いてないと思って分解したら……液こぼした」

なんで分解するんでしょう……


あぶないです、よい子はまねしないでね(泣)


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