第3話 魔王の敵

魔王の居城の奥深く……魔王の天敵がいます。

それは……

毎日、地下迷宮へ魔王は降りていきます。

薄暗い地下迷宮、何に使うか分からない、魔王の大量のアイテム。

奥の扉を開けると、そこに魔王の敵。

ズンッと、洗濯機が立っていた!

2年ぐらい前に購入したのですが、使いづらい。

ふたのロックまで、洗濯機が決めるため、使う人には何が起こっているか、わからない。

ある日、魔王が洗濯しようとスイッチを押した時です。

子魔王「あ、おれの携帯が入っている!」

あたふたする子魔王。

「なぬ!とまれ!」

魔王が洗濯機を停止させようと、色々いじってます。

でも、止まる気配がしません。

ういーん、ごごご、止まりません。

「この!止まらないと、殺す!」


きゅーーーーうん……ぴた

魔王の言葉で洗濯機の動きが止まりました。

「よかった~」

子魔王が安堵していると

じゃ

じゃじゃ

じゃじゃやーじゃやーじゃああああああ!

勢いよく水が注水されてます!

大魔王「……」

子魔王「……」

腕組みした魔王が宣言。

「しかたないから、乾燥するまで待ってろ!」


魔王の洗濯機おそるべし……

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