opening 3

−−−リクタリア西部・光都警備隊本所


キ「おかえり、どうだったかな都役所前の様子は

  光都警備隊の制服を着てみる景色は、また違ったものだったろう?」

ネ「はいっ!」

イ「……」

キ「おっと、悪いね イーリくんは衆都の外からやってきたんだっけか」

イ「いえ、大丈夫です」

キ「本当にすまない、悪気があったわけじゃないんだ」

キ「私は光都警備隊第三班、斑長のキース・マーファーだ

  君らの上司になる、キースと呼んでくれ」

キ「今後の予定だが、明日の午前中に入隊式

  その後、第三班をあげての歓迎会になる」

キ「明後日からはついに研修だ、先輩と共に街の巡回に行ってもらう

  もちろん危険を伴う可能性もある立派な任務だ」

キ「まあ実のところ私はそんなに心配していないんだが」

  君たちの実力はすでに入隊試験で確認済みだからね」

ネ「はあ、なんかありがとうございます

  でもやっぱり不安ですよ、訓練なしで速実戦って」

キ「ははは、君の剣捌きは既に一級品だ

  私なんかよりよっぽど強いんだから、胸を張って行こう」

キ「ただし、油断は禁物だからね

  その緊張感は大事にして欲しい」

ネ「はいっ! 頑張ります!」

キ「ははは、ネイブ君は元気がいいね」

キ「それに対して、イーリ君は落ち着いてるね

  それも鋭さを持った落ち着き方だ」

イ「?」

キ「初めてこの街に入ってきたとは思えないくらいだね

  それなら任務も難なくこなせそうだ」

キ「特別な心のケアとかいるのかなって思ってたけど

  杞憂だったみたいだね」

キ「うん、二人とも、十分に期待できる人材だ

  欠員だらけのうちの班に来てくれてありがとう!」

キ「これからいろいろなことがあると思うけど

  よろしく頼む!」

イ&ネ「はい!」

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