続三国志演義II─通俗續後三國志前編─
河東竹緒
序
さて、史書とは過去の
この混乱に乗じて孫氏は
三国は罪なくして相継いで滅び、魏の臣は服従して呉の民は
先に
文は曖昧にせずまた俗に流れず、事実を
洛下の儒医
※
本作は『続三国志演義─通俗續三國志─』につづき、早稲田大学出版部『
書名に「前編」とあるとおり、本作は前後二編に分かれた連作の前半です。前後まとめて一編とすることも考えられますが、前編百十四回、後編九十七回の合わせて二百十一回という長大なものとなるため、『通俗二十一史』に倣って前後編の構成を踏襲しています。
今回も
原典から見ると前作で活躍した蜀漢遺臣の末裔たちが後景に退いた感があり、より史実に接近しているようです。そういう意味では、三国時代以降の歴史に興味がある方にもある程度お楽しみ頂ける内容かと思いますが、やはり前作から通読しなくては分かりにくい改変箇所が多々あります。
そのため、三国時代末期から五胡十六国時代初期の予備知識をお持ちの方であっても、前作を読み終えた後にこちらに進まれることを推奨せざるを得ません。
現代語訳にあたっての方針や▼の使い方も前作を踏襲しております。また、今回は翻訳と更新を並行して進めるため、初回公開時に疑義がある箇所は◆を置いて後日解消させて頂く場合がありますので、ご承知置き願います。
疑義や御指摘などはコメント欄に記載頂ければ大変助かります。
平成三〇年(二〇一八)、元日夕刻
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