第7話 冬休みに考える交通事情
大人になって自動車の免許を取得すると、誰しも子供のころにいかに無謀な自転車の乗り方をしていたのだと思うことだろう。
曲がり角は飛び出し当たり前、逆走、無灯火に手放し運転、友達と走れば並走と事故に合わなかったのは運がよかったのに加えて車のドライバーが安全運転をしてくれていたおかげだろう。
最近は通勤に自転車を使う人も増え、都内では通勤時間帯に多くの自転車が走行している。
また電動自転車も普及し始め、小さい子供を乗せているお母さんや高齢者の足として活躍している。
自転車の普及とともに歩行者との接触事故の増加も問題となり、自転車も原則として車道を走行することになったり違反取り締まりの強化もなされている。
車道に出れば今度は路上駐車が邪魔で通行できないという、自転車乗りとしては邪魔者扱いをされていると感じるのではないか。
私は都内で週5日は車を運転しているが、正直にいえば自転車に良いイメージはない。
過去の自分を棚に上げてこんなことを言うべきではないが、いつ事故にあってもおかしくはない。
子供を乗せて逆走してくるママチャリに始まり、左折ウインカーを出す脇を抜けて行ったり、車用の信号が赤でも歩行者用信号が青だから直進していったりと挙げればまぁ切りがない。
接触すれば自動車の方が過失割合が多くなるのでこちらとしては極力そういう運転している人には近づかないようにはしている。
私の持論としては事故の時自動車側が責任を多く取るから交通弱者、所謂歩行者や自転車の方が即座に停止できたり機動力に富んでいるんだから道を空けてくれと考えている。
動きやすい方が動く、それだけである。
そもそも自転車を車道に出したのが間違いだと思っている。
中には自転車専用レーンを作ったりしている区間もあるが、路上駐車がいたりと結局車道を走らざるを得ないところもある。
自転車専用レーンをなんの仕切りもなしに車道の端に作ること自体ナンセンスだ。
ならばどうするか。
私は街路樹を全部取っ払って空いた所を自転車専用レーンにすればいいと思っている。
街路樹はコンクリートにまわりを区切られたなかに無理やり押し込まれているせいで、根が行き場を失い、結果的にコンクリートを押し上げたりしている。
また根腐れを起こしたりして倒木の危険性を孕んでいるものもある。
幹線道路に出る場合など街路樹が邪魔で車が見えないことも多い。
ならばいっそ、という考えだ。
ミラーもなしに車道を走るのはホント無謀だと思う。
あと赤信号は止まろう。
この生きづらい現実で やまびこやま @ma29
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