水色の恋40 そのころ下山はある料亭の一室にいた、目の前に高松物産の社長が座っており、下村がどうゆう事だ5年も前の裏献金リストなど誰が作ったのだ、君が我々を脅す、


水色の恋40


そのころ下山はある料亭の一室にいた、目の前に高松物産の社長が座っており、下村がどうゆう事だ5年も前の裏献金リストなど誰が作ったのだ、君が我々を脅す、

目的で記録に残しておいたのかねと言うと、先生とんでもない、それが発覚すれば私の身も危ないそんな物を作るはずはありませんと答えたのです、


下山が それでは誰が何の目的で作ったのだと聞くと、それは、我が社の高知営業所長です、彼は5年前の裏献金の運転手兼、現金の運び屋をやらせた奴なのです、

ほとぼりが覚めるまで高知営業所の所長にして、しばらくしたら部長にして呼び戻すと約束して仲間に引き込んだのです、


しかし彼が赴任してから高知営業所は赤字に転落しず~と、黒字にならないのです、からっきし仕事の出来ない奴でして、しかし、約束ですから、本社に呼び戻そう、

としたところ、赤字にした奴を部長で呼び戻す等、聞いた事がないと専務派に追及されまして、私にもどうする事も出来なかったのです、


黒字にするには強力な助っ人が必要で、武本といううってつけの人材がおり、いくつもの営業所を建て直したエキスパートなんですが、過去に私といわくがあり、

私を恨んでいるので、そんな人間をおくり込んで何かを掴まれたらと躊躇していたのです、不審に思った所長は記録してあった手帳からリストを作り、

私を脅かすつもりだったんでしょう、


そうの、こうの、している内に鳥越茂がどこで裏口座の存在を知ったのか、高知営業所に監査に行き見つけてしまったのです、それだけならたいして問題になら、

ないのですが、なんと所長の作った裏献金リストまで見つけてコピーしてしまったのです、その報告をうけ現地に人を送り、先生にも知らせたという分けです、


さつそく部下をやり、残っていた裏献金リストはコンピュータ、からさ削除しました、ついでに裏口座も消去しようとしましたがロックがかかっており、

消去できなくなっているのです、鳥越が細工したのでしょう、そのUSBメモリに消す為のIDもあるかも知れません、


その後はごらんのとおりでして、まだコピーは見つかっていませんと言ったので、茂の恋人だつた幸子の友達という娘がもっているそうではないかと言うと、

それとなくそのゆうこと言う娘を見張っているのですが、なかなか隙をみせないのです、ヤツパ持っているのですかと尋ねたのです、


さつき会ってきたら、確かに持っていたが中を見たわけではないので、コピーがあるかどうかは分からない、海に浸かっていたので読めないから、それを復元、

出来る奴が東京にいるので、復元してもらう為に来たが、出張で明後日まで帰ってこなこないという事なので、そのUSBメモリを奪う為、金沢に冬美と一緒に誘った、

ら行くと言っていたよ、神経のずぶとい奴だな、


しかしどうやって奪うかが問題だと酒をぐ~とのみ干した、まあ君ものみ給えと社長に酌をすると、いただきます、しかし、そのゆうこと言う娘は先生と渡り合う、

とはどうゆう神経をしているんでしょうかと杯を飲み干し、さあと返杯したのです、


しばらくして佐藤が遅くなりましたと部屋に入って来て、さきほどはあの小娘に整然と事のなりいきを話されて、ビックリしましたよ、早めに始末したほうが、

いいですよと言うと、ばかいえ、茂と幸子は自殺と警察が断定したが、その友達のゆうこまで事故にでも会えば、疑って捜査を再開するかもしれない、まずい事に、

なる可能性がある、


あの小娘は我々を挑発し、証拠を掴み、警察に再捜査させるのが目的だよ、あのUSBメモリの中身を調べ本当に読めなければ、他にはコピーは存在しない、奪って、

壊してしまえば、あの小娘が何を言っても誰もとりあげないよ、


また中身が読めるとしたら、コピーした物も他に存在する事になる、コピーともども始末しなければならない、何にしても中身を確める事だ、しかし、我々が、

身辺を探るわけには行かないな、何かいい方法はないかと聞いたのです、


それでは隙をみて冬美とゆうこの飲み物に睡眠薬を入れて、朝までぐつすり寝込んだ所を部屋に侵入し探して、パソコンで確めましょうと言うと、めぐみも同行、

させよう、女どうしだから寝る前に部屋で飲み物に睡眠薬を入れ易いだろう、店に電話を入れママに後で料亭にくるように言った、


しかし、佐藤くんなぜ茂と幸子を殺すはめになったのだ、口をつぐむよう説得する役目のはずだろうと下山がいうと、最初はそのつもりだったのです、あの日、

知らない者から呼び出されてくるはずがないので、高松の所長に呼び出させたのです、


来ないといけないので、この一件には親父の鳥越伝蔵もからんでいるといわせたのです、親父がからんでいるといえば絶対来るはずです、近くの川に止めてあった、

屋形船を拝借する事にして、私が船頭に化け待っていたのです、案の定来ましたので見ると二人ずれです、仕方ないので二人とも所長が屋形船に案内し、海へ出た、

のです、


耳を澄まして聞いていると、所長は親父さんの鳥越伝蔵が斡旋役をしたので、ぶり返せば親父さんも警察に捕まることになるので、思いとどまってコピーを返すよう、

言ったのですが、逆に親父がからんでいるとは許せない、明日実家により問い詰めると一歩もひかないのです、


さらに茂は所長は利用されているだけだ、いずれは秘密を知っているとして抹殺されるだろう、僕も秘密を知ってしまったから貴方と同じに抹殺される可能性が高い、

私はいいが幸子をみちずれにするわけにはいかない、貴方も私に協力した方が身の為だと逆に脅かされる始末で、それから声が小さくなり聞こえなくなったので、

聞いている事をさとられたと思い、


部屋に背を向けて座っていると、後ろ気配を感じたので振り返るまもなく、海に突き落とされたのです、幸い私は泳ぎは達者で浮きあがり様子をみていると、

あの男は政治家の回しものだろうと所長に言い、茂は船の一番後ろに行き竹ざおを海に入れ陸地へ船を進めようとしたのです、


しかたないのでもう説得は無理だと思い、船の後ろへ周り、竹ざおを力いっぱい引くと、茂が海に落ちてしばらくたつて浮き上がったので後ろから抱きつき、

海に沈め、浮き出たとき息ができないように、口と鼻を押さえ海にしずめ、しばらくすると動かなくなったので、もっていた紐で腕を縛り、船に縛りつけ、

船に上がり呆然としている幸子を海に落とし、同じように溺死させ、腕と腕を結んだというわけです、


しかしもしもの為用意した紐が真田紐という特殊な紐だとは思いもよりませんでしたよ、刑事が調べにきた時はギョッとしましたけど、船には結構使われて、

いると聞いてホットしたのですよ、


起こってしまった事はしかたない、あの小娘にはくれぐれも用心するんだぞ、なあに、たかが小娘だ我々に勝てるはずがないとにやりと笑ったのです、







  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る