水色の恋27 部屋に戻り着替えをして待っていると、バンドメンバーの一人が打ち上げ会場に案内します、冬美さんは先に行っているそうです、と言うので、


水色の恋27


部屋に戻り着替えをして待っていると、バンドメンバーの一人が打ち上げ会場に案内します、冬美さんは先に行っているそうです、と言うので、

1階に降りていきタクシーにのると、高松市街のふぐ屋が会場です、冬美さんはふぐが大好きなんですよ、高松に来るといつもそこで打ち上げを、

やるんですよと言ったのです、


店に着き会場の部屋へ入ると、ゆめちゃんここよと言うので純一と二人で冬美の横へ座ったのです、マネージヤーが立ち上がり今日はご苦労様、

でしたまた、ゆめさん応援ありがとう、それでは冬美ちゃんにカンパイの音頭をとってもらいますと言うと、


冬美が立ちあがり、おかげさまで無事公演を終わることができ、またゆめちゃんの応援でお客さんを盛り上げる事が出来ました、ありがとう、

と全員立ち上がりカンパイしたのです、


ところでこちらのいい男はゆめちゃんのマネージヤーではないわね、彼氏と聞くのでええと答えると、彼氏との旅行かうらやましいと言ったのです、

早川純一ですと挨拶すると、こんな素敵な彼女で良かったわねと言い、でもゆめちゃんが売れてくるとババラッチがうるさいわよと純一の顔を、

まじまじと見たのです、


さっき肉を食べたから、ふぐならお腹にたまらないしサッパリしているので遠慮しなくてどんどん食べてねと進めたのです、ところで彼はミュージシャン、

と聞くので純一がとんでもない、ただのサラリーマンですよと答えると、へえ~珍しい取り合わせだことと不思議な顔をしています、


しかしゆめちゃん達がお大師様の使いだったとはみんなビックリしたんだよとゆうので、私達ではなくリスが使いだったんですよと答えると、

ふ~ん、これからは私もお寺の近くの食堂に入ったらおだんご注文するわというので、どうしてですかと尋ねると、


ひょっとしてリスがいい男を紹介してくれるかも知れないでしょうと言うので皆で大笑いしたのです、裏帳簿にあった大物のことをどうやって、

聞こうかと考えていたんですが、そうだリスが鍵と紙切れをくれたことにして、それに人の名前が書いてあった事にしょうと思ったのです、


冬美に実はリスは鍵と紙切れを渡したんですよ、それには下山勝、山崎重一と書いてあったんです、お寺に参詣した人の記帳した切れ端だと、

思うんだけどと話すと、何ですって下山と山崎、それは今の国土交通大臣と警察庁長官よ、二人で結願寺に行ったのかしら、たしかにあの二人は、

親しいからねと言ったのです、


お二人をご存知なんですかと聞くとたしか二人は大学の同窓生のはずだわ、下山さんの励ます会にはよく呼ばれるの、その時は必ず出席しているわよ、

と話たのです、でも私は二人ともあんまり好きではないの、何たって下山は陰のフイクサーと言われており、警察庁長官の友達がいるので多少悪い事、

をしてもつかまらないんだという人も沢山いるわよと答えたのです、


へえ~といい、これ以上聞くと怪しまれるといけないので、紙切れは丸めてお賽銭箱にいれておいたんですよとそっけなく答えたのです、

そういえば茂のお通夜に下山国土交通大臣が来ていたと定信いっていたのを思い出し、彼か彼の部下があのホテルに宿泊していれば幸子と茂を殺害、

した犯人かもしれないと思ったのです、


打ち上げは大いに盛り上がり、時間も遅くなったのでマネージヤーが大分遅くなりましたのでこの辺でお開きにします、服部さん〆てくださいというと、

服部が立ち上がりそれでは関西流に3本締めをやりますとみんなで3本〆でお開きになったのです、


もし東京に来ることがあったら声かけてね、今月は地方公演がないから暫く東京にいるわよと握手をして別れたのです、ホテルに戻りもう一度、

露天風呂にはいり部屋にもどると、純一は疲れたのかベットに寝ていました、


横に入り後ろから抱きしめると向きを変えキスをしたのです、はげしい息ずかいがして荒々しく、浴衣を脱がされて、がまんできないらしく前戯も、

そこそこに入ってきたのです、体中が熱くなり純一にしがみつき激しく燃えあったのでした、


翌日眼が覚めると純一がいません、風呂に行ったのだろうと思い、屋上にいくと瀬戸内海を見ながら露天風呂でリラックスしています、後ろから、

近づき、頭をおさえ湯船に思い切りつけるとバタバタするので手をはなすと、勢いよく湯船から頭をだしたのでクスクス笑うと、まつたく殺される、

かと思ったよというので、


油断しては駄目だといったでしょう、もし犯人だったら溺れ死ぬよと笑うと、本当にお茶目なんだから、こんどから気をつけるよとふくれ顔をした、

のです、もうずぐ、しばらくだけどお別れねと手を握ると、うんでも直ぐあえるから浮気してはだめだよと言うので、早く大阪にこないと、

わからないよと笑ったのです、


チエックアウトすると支配人が見送り、また冬美さんとのコラボをおねがいします、冬美さんとのコラボがある時は事前に教えてくれれば必ず来ると、

大勢のお客さまがおっしゃつていましたよといったので、お世話になりましたと挨拶し、純一の車で高松の駅まで送ってもらい、純一と別れをおしみ、

ながら特急に乗ったのです、






  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る