水色の恋26 時間になり楽屋に案内しますとホテルの係りの人がきたので、純一に客席から応援してねと言い楽屋へ向かったのです、楽屋に入るとよろしくねと、


水色の恋26


時間になり楽屋に案内しますとホテルの係りの人がきたので、純一に客席から応援してねと言い楽屋へ向かったのです、楽屋に入るとよろしくねと、

冬美がいい、10曲づつ歌うので曲をバンドリーダに教えて頂戴、こちらがバンドリーダの服部さんよと紹介したのです、


宜しくお願いしますといいライブで歌っている曲を書きとめてわたすとOKだょと言うので、音合わせもしていないのでうまくいくか心配ですとゆうと、

大丈夫よ、服部さんのバンドは私が歌っててすべるとちゃんと合わせてくれる凄い腕の人ばかりだからといったのです、


バンドリーダの服部がゆめちゃん心配しなくてもまかしといてと胸を叩き、さっきいきなり冬美ちゃんが津軽じょんがら女節と言ったときはうまく、

いくか心配したんだけど堂々としていて音もぜんぜんはずさないから楽団員みんなびっくりしたんだよと言ったのです、


それではここに下帯を含め全部用意してあるから宜しくというと係りの人が着せてくれて、イスに座るとメイクさんが化粧をしてくれたのです、

出来上がると冬美がすご~いというので、こんな高い着物を着るなんてはじめてですというと、よく似合ってとても素敵よと褒めたのです、


時間になり、二人で舞台の中央に上るとカーテンが開き、皆さんこんばんわ皆さんのお手元にあるプログラムは私一人が歌う事になっていますが、

私のお友達の北山ゆめさんが応援にかけっけてくれましたので二人のコラボという事にします、会場にはお若いかたも沢山いらっしゃっているよう、

なので演歌ばかりではなくゆめさんにはポップスも歌ってもらいます、


それでは先ほどゆめさんには歌って頂きましたが、もう一度津軽じょんがら女節から歌ってもらいます、ゆめさんどうぞと声をかけたのです、

マイクを受け取り歌い始めると、さっき酒を一気のみしたので緊張しないでスムーズな出だしです、先ほどにもまさる声量で観客は目をまるくして、

いたのです、


歌い終わると万雷の拍手です、冬美が舞台のすそから近よって、先ほどよりすごい拍手です、わたしも負けていられませんのでパンチのある歌を、

歌います、あばれ太鼓です、聞いてくださいと歌い始めたのです、


ゆうこは舞台のそでにさがり聞いていると、すご~い声量があり大迫力です、まるで誰かが太鼓を叩いているような錯覚に陥ったのです、

歌い終わると先ほどのゆうこの時をうわまわる拍手です、


冬美がありがとうございます、ゆめさんよりチョット拍手が多かったみたいですね、年長者のわたしに気を使って頂いて恐縮です、でも気よりお金、

を使ってくださったほうがより嬉しいんですけどと言うと、


会場がどっと沸き、ゆうこは冬美のトークのうまさに感心したのです、ゆめさんは皆さんご存知の浜崎あゆみさんの大フアンだそうです、それでは、

浜崎あゆみさんのヒット曲、Boys&Girlsです、着物を着て歌うのもまたいいもんですよと紹介したのです、


歌い始めると会場がくらくなり、いつのまに用意してあったのかライトを若い観客が振り大盛り上がりしたのです、純一も観客席でめいつぱいライト、

をふり応援したのです、気がつくと冬美もゆうこのそばに来てライトを振っています、


小さい声で2小節目をお願いしますというとうなずき歌い始めたのです、そのパンチに観客も大喜びで会場は熱気につつまれたのでした、

歌い終わると大きな歓声があがり、冬美が息がきれそうになりました、わたしも演歌だけではない事をわかってくださってうれしいですわ、

ゆめさんありがとうと握手をしたのです、


それからお互いに歌を披露し、あっと言う間に時間が来たのです、みなさんお楽しみいただけましたかと冬美がいい、二人で別々に客席におり、

握手をして回ると、ゆめちゃん頑張ってと大勢の人が応援してくれたのです、


舞台に戻りお別れの挨拶をし、手を振るとカーテン閉まりましたが、拍手は鳴り止みません、カーテンコールの呼び声があがり、再び幕があがると、

冬美がそれでは最後にみなさんご存知のお座敷小唄をうたいます、皆さんも一緒に歌ってくださいと会場のお客さんと歌ったのです、


再び幕が下り、ゆめちゃんありがとうとても楽しかったわ、今日でこのホテルの公演も終わりだから、皆で打ち上げするので参加してというので、

お邪魔ではというと、なにいっているの構わないのよ、あなたの彼氏も一緒だよ、後でスタッフを向かえに行かせるわと誘ってくれたのです、


冬美さんは有名だからひょっとしてあの裏帳簿にあった大物と親しいかもしれない、もし親しかったら紹介してもらえば早く大物に近づく事が、

出来ると思ったのです、







 

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