還元キャンペーンにつられてKADOKAWAアプリを使ってみた件

 かりにも文字で生きていこうとする人ならばうっかり自分語りしちゃうのがサガだと思うのですが(クソデカ主語やめろ)私は昔、引っ越しの多い家庭に育ちまして。安定した暮らしの場を得る中学時代まで、3年以上親交のあった友人がまったくいなかったのですよ。ですから、こどもの頃からずっと知っている、というような人たちが羨ましくて仕方なかったのですよね。


 空鍋。これだけでなにかの作品を想像するクラスタがいることと思われますがわたしは幼馴染の女性キャラが好きです。


 でもあの作品で言いますと先輩が好きなんですけども……ごめんな一人称ボクの子には幼馴染という要素以上に弱いんだ。


 まあなにはともあれ、わたしは幼馴染という、もう永遠に届かないものを創作の摂取で代替しているのかもしれません。


 というわけで。

 『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』(二丸修一/電撃文庫)の2巻を買ってKADOKAWAアプリのポイント還元を受けたというお話をさせていただこうと思います(フリが長い)


 というかよく考えたらあのゲームもコンシューマー版はたしか角川でしたね。

 すみません、話を進めます。

 


 ご存じの方はご存知のことかとは思いますが、『KADOKAWAアプリ』という名前がそのまんまなアプリがスマホ向けにリリースされています。


 それはなんなのか、かなりざっくり申しますと、KADOKAWAの書籍を買いますとポイントが貯まるというアプリですね。ほかにも登録した書店にチェックインすることでマイルを貯めたりもできます。KADOKAWAの各種キャンペーンとも連動していて、ホームやフェア一覧で確認できます。


 実はだいぶ前からあるらしいのですが、キャッシュレス決済を準備するようになったのが増税の数ヶ月前。書店なんかを利用するにしても基本はいつもニコニコ現金払いだったのでまったくそっち方面の情報には疎かったのですよね。

 最寄りの書店なんかですといわゆる交通系マネーをはじめとしたかなりの支払いに対応していて正直ビビリます。



 話を戻しましょう。

 2019年10月現在のKADOKAWAアプリを利用した大きなキャンペーンですとニコニコカドカワ祭りが挙げられます。


 現在、国を挙げた消費増税後のキャッシュレス還元事業がおこなわれていて、クレジットカードや電子マネー、スマホのバーコード払いなどの方法で買い物をすると2%ぶん返ってくる、ということは日本国民ならば多くの方はご存知でしょう。


 この、買い物後に現金ないしポイントに還元する、という形態を独自に展開しているのがKADOKAWAアプリと連動したニコニコカドカワ祭りです。


 すべてのKADOKAWA書籍を対象に、購入後、価格の10%がポイントとして還元されます。ニコニコプレミアム会員ならばさらに5%上乗せされます。

 また、ゲリラ的に特定の作品を購入したら還元率が最大50%になるようなサプライズSALEもあるとのこと。KADOKAWA関連のコミックやライトノベルを集めている人なんかですと特に恩恵が大きいと思います。


 タイムシフト視聴とか生放送の追い出しがないなどの恩恵は受けていたのでしょうけど、正直、これだけはっきりとニコニコプレミアム会員で得をした、と感じられる経験は初めてかもしれないです(笑) こういうシナジーはもっとやっていいのよ。


 具体例として先に挙げた『幼なじみが絶対に負けないラブコメ2』を購入したときに得られたのは60ポイント。そこにニコニコプレミアム会員のボーナスで30ポイントがプラスされ、1冊買っただけで90ポイントが得られました。


 1冊でこれなら大人買いしたときの恩恵はバカにできませんよ。



 このアプリに独自性があるとすれば、じゃあどうやってKADOKAWAの書籍を買ったのか確認するんだよ、ってところだと思います。


 購入したときのレシートを撮影することで、ISBNコードなどの文字情報を読み込み、ポイント化するという技術が採用されているとのこと。

 

 これなにげにかなりすごい技術革新じゃないですか? 

 レシートという昔からのシステムを活用することで、既存書店へのコスト負担ゼロで電子決済化できるんですから。各店舗の負担の少ない形でマネタイズにつなげた点で、もっと評価されていいと思うんですけどね。


 レシートの読み込みが失敗することもある(ここがアプリストアの低評価の主要原因ぽい)のとポイント反映に時間がかかる点が欠点ではありますが、それでもリアル書店と出版社・消費者をダイレクトに紐付けする試みとしてその手があったか、と軽く感激しましたもの。

  

 なおアプリで貯めたポイントは、全員に当たるプレゼントという形で100ポイントにつき『PayPay』か『図書カードNEXTネットギフト』100円を獲得できます。

 このように他サービスと連携することで電子マネー化し買い物に使うことができるようになるのです。



 ややこしい側面もありますが、おそらくはそうせざるを得ないのでしょう。


 書店は再販価格精度によって商品自体の値引きがシステム上不可能である業態なので、代替的な割引手段としてこのような迂回路を取る必要がありますが、きちんと使い方を把握して利用していけばかなりお得に買い物ができるのではないでしょうか。


 単にレシートを読み込むだけなので、たとえばTポイントを付与しつつ買うことができます。つまり他サービスと併用しつつさらに還元まで受けられるのです。


 ヘビーにKADOKAWA関連書籍を購入している方ほどメリットがあるので、みなさんもご利用を検討してみてはいかがでしょう?

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