2019年秋アニメはカクヨム勝負のシーズン

 10月になりました。おはようございます。

 消費税が10%になってしまいましたね。

 世間的にはもうそれ一色ではあるでしょうけども、恒例の次期ライトノベル原作アニメの紹介、更新です。



 前回のクールは個人的に『彼方のアストラ』がもっともアツかったと感じました。

 前回の更新で推していた『グランベルム』については明日最終回を見守ろうかと。関西は『フルーツバスケット』と被ってて泣く泣く配信視聴に頼っているのです……


 テレビ放送で見られないとしても各種配信サイトで視聴できるので、かなり助かりますね。数年前では考えられません。

 無理してアニメのために深夜遅くまで起きなくてもよくなった、というのは健康にもプラスですね。


 配信サイトは利用者の身で考えればたいへんに便利なのですが、特にabemaなんかはもっと儲かってほしいという思いはあったりなかったり……

 

 前クールのアニメの話でわたしが普段どのような作品を見ているか、おおよその傾向はつかんでいただいたのではないでしょうか。

 それでは本題に入るとしましょう。

 いつものように敬称略でお送りしますのでご容赦ください。



 まずはこちらカクヨムさんを利用している以上、これを真っ先に挙げなければいけないでしょう。


・『慎重勇者 ~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』

 (土日月・KADOKAWA/カドカワBOOKS)

 

 カクヨム初のアニメ化作ということで、頑張ってほしいです。


 実は先立ってニコニコで1話先行上映を視聴しました。 

 そのうえでの感想としては、『このすば』が好きなアニメ視聴層に届けばじゅうぶん流行る可能性はあると思います。少なくとも私は期待以上に楽しめました。


 作画がすごい! みたいなアニメではないですが、崩れたところなどは見当たらなかったですし、テンポとノリのよさにかけては随一ではないかと思います。

 前回クールではノリと勢いが秀逸だった『ダンベル何キロ持てる?』があそこまでブームになったことを思い起こしていただければと。


 『このすば』でいうところのアクア様ポジションであるリスタルテ役の豊崎愛生さんの演技が光っているので、そのプロの駄女神(?)っぷりだけでも見る価値はあります。


 ただ、現状ではカクヨム自体の知名度がいまひとつであると言わざるを得ない。

 コメントでも「なろうアニメ」扱いされていましたし。

 

 そういった方々に目くじらを立てるのではなく、いかにしてカクヨムのほうにも誘導できるか。それが今後のサイトの盛り上がりを考えるうえで重要になってくると思います。

 

 ちなみに、話に出した『このすば』の暁なつめ先生が原作を担当する作品もこのクールにアニメ化されます。こちらもなかなかブッ飛んでそうで楽しみです。


・『旗揚! けものみち』

 (暁なつめ/夢唄/まったくモー助・KADOKAWA/カドカワコミックエース)



 なろうさん発アニメも健在です。


・『私、能力は平均値でって言ったよね!』

 (FUNA・アース・スター・エンタテイメント/アース・スターノベル)

・『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』

 (香月美夜・TOブックス)

 

 実はどちらも未読なのですが、期待しています。

 特に『本好き~』は私の好みドンピシャの作風だと思われるので、落ち着いた雰囲気で観たいものですね。WOWOW先行みたいですが、関西でもABCテレビ(テレビ朝日系列)がやってくれるみたいなので安心しました。

 


 その他ライトノベル・小説発アニメとしては


・『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』

 (川原礫・KADOKAWA/電撃文庫)

  

 ライトノベル全体でもっとも売れている『SAO』。

 こちらもかつては作者さんがWebサイトで連載していたものが元ですよね。

 こちらが『アリシゼーション編』と呼ばれる作中もっとも長大なシリーズの2期目となります。

 来期最注目のひとつであることは申し上げるまでもないでしょう。

 電撃さんは必ずと言っていいほど1クールにつき関連作を最低1作は投入してくるので、さすがという感想ですね。


 ラブコメの『俺を好きなのはお前だけかよ』(駱駝)も電撃さんですね。

 『ジャンプ+』でコミカライズもされてますね。

 ラブコメ原作ラノベがどんどん盛り返している気配をますます感じます。

 


 そのほかの小説・ライトノベル原作として以下のものがあります。


・『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』

 (海空りく・SBクリエイティブ/GA文庫)

・『アサシンズプライド』

 (天城ケイ・KADOKAWA/富士見ファンタジア文庫)

・『バビロン』(野崎まど/講談社タイガ)

・『厨病激発ボーイ』

 (れるりり/藤並みなと・KADOKAWA/角川ビーンズ文庫)

 

 野崎まどさんは今劇場公開されているアニメ『HELLO WORLD』の方。

 さらにTVアニメ化作もあるなんてすごいですね、本当に。


 『超人高校生~』は『落第騎士の英雄譚』の方。そちらとはだいぶ雰囲気が違いますけども、キャバルリィは書店員時代最後に展開した作品というのもあって個人的にかなり印象に残ってます。こちらも期待したいところです。


 

 ライトノベル作品以外のところですと……

 最終回がある意味ブッ飛びすぎて前回までの展開がいい意味で台無しになった『GRANBLUE FANTASY』の2期め、『PSYCHO-PASS』の3期、圧倒的な作画と知名度でぶん殴ってくる『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』はほぼ必ず話題になるでしょう。


 続編ということですと、『ハイスコアガール』や『ちはやふる』あります。


 『食戟のソーマ』と『真・中華一番!』という、新旧の料理マンガ原作作品が同時期に放送されるのも面白いなと思います。



 そんな中、私としましては。

 中国発の艦船擬人化ゲームが原作である『アズールレーン』(碧蓝航线/通称アズレン)がもっとも気になります。


 私のツイッターをフォローしておられる方にとっては、ああお前やっぱりな、というご感想になるかもしれません。そのくらい普段から『アズールレーン』の話題を出しています。


 制作に有名ゲーム会社・ニトロプラスの方が関わっているので、KAN-SENと呼称される多彩なキャラクターたちがかわいい、というだけのアニメではなさそうな雰囲気もあり、大化けの予感もあります。



 『アズレン』の成功次第では、中国発のコンテンツが日本に落下傘的に展開されていくかもしれません。


 日本の作品が外国産作品に駆逐されてしまうのでは、という不安がまったくないわけではありませんが……

 『アズレン』は日本産コンテンツの影響を大きく受けている作品ですし、他の中華産コンテンツも例外ではありません。この先外国発のタイトルがこの先増えたとしても、日本の今まで築いてきたコンテンツ産業の積み重ねは容易に覆されないと信じています。互いにいい関係で切磋琢磨できたらいちばんですね。


 なおノベライズ展開も積極的であり、3作品発売されていますのでそちらもぜひ。

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