第2話 俺の青春は友達作りからだった!

「これから平成××年入学式をはじめます」


ブルブル…

俺は緊張のあまり手と足がふるえていた。


(めっちゃ緊張する!)


ステージでは校長先生の話があり、そのあとに3年生の先輩の話があった。多分この先輩は生徒会長だろう。たぶん。

緊張をしているからだろうか、先生の話も3年生の先輩の話もほぼきこえなかった。

そんな感じで入学式に参加していると入学式はおわってしまった。



入学式が終わったあとは、各自の教室に向かい担任の先生の話をきいた。いや、俺は聞いてはいなかった。

なぜかって?

それは、先生の話を聞くよりも目を引くものがあったからだ。

俺の席は、廊下側の前から2番目のところだ。俺の苗字は[紅月]だから出席番号はいつもの通り1番かとおもいきや、2番だったのだ。

出席番号1番の人の苗字は「赤川」だったからだ。

だから俺はこのせきなのだ。

まぁ、そんなことはここらへんでやめておいて、本題にはいろうとおもう。

なぜ俺が、先生の話をきいていなかったかというと俺の席の斜め左前の人がとても…かわいかったのだ。

彼女は、髪はツインテールで紺色、顔がちいさく横顔だけでもドキドキしてしまうほどかわいい。

(後で声掛けてみようかな。)

なんておもっていた。




昼休みの時間、俺は例の彼女に声を掛けてみた。


「あの~…ちょっといいですか?」


彼女は俺の方に顔を向けた。彼女の顔は横顔で見た時よりもかわいかった。つい、ドキッとしてしまった。


「はっはい!」


なんでこんなにおどろいてるんだ?


「俺、紅月 鉄平です。あの少しお話ししませんか?」


彼女は少し戸惑っているみたいだ。


「む、むりとはいいません!」


「むりはしてないですよ。いいですよ私もこの本にあきていたから…」


この本?俺は、その本に目線を逸らすとその本は、ラノベだった。題名は、え~と。



[龍解ソード]


というラノベだった。

おれの知らないラノベだった。


「ラノベ読むの?」


「う、うん」


「おれも、ラノベ読むんだ。俺が好きなのは[ソードアート・オンライン]かな。きみは?」


「私は、[エロマンガ先生]。」


それから、いろいろしゃべった。

中学校初日は、とてもよかった。

これからも、彼女と話していきたいし学校も楽しむで行きたいと思う。


俺は、明日がとても楽しみでしょうがなかった。

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