今日は……

結局手を繋ぎっぱなし……




「今日はありがとう……色々助かった」(ニギニギ……〜♪)

「うん、こちらこそ……楽しかった」(手汗やばい手汗やばい手汗やばい手汗やばい……)


「結局僕の用事に付き合わすみたいになっちまったな」(あっ手汗かいてる……)

「ううん、全然いい……(アセアセ……)わっ私も楽しかったし……(気づかれてないよな?)それに……お前のこと知れて良かった」(頬を染め、上目遣い気味に表情を伺う……)


「……そうか」(親指で手のひらをなぞってやる)


(あっ手汗に気づかれた⁉︎)「……おっおい!あんまいじるな‼︎」

「恥ずかしい?(ニヤァ)……手汗」


(――っ‼︎やっぱ気づかれてた‼︎)「やめろ‼︎もう離せ!キモい‼︎(こいつがこの顔した時はロクなこと考えてない)


「いいじゃん、手汗くらい誰でもかくし(親指で円を描くように……)それにお前の体液だと思うと……なんか興奮する‼︎」

(ゾワゾワ〜……)「キモい‼︎キモいキモいキモい‼︎離せ‼︎早く離せ‼︎」(ブンブン‼︎)


「いやだ……ってか、そういうお前も離す気ないだろ?」(手に力入れっぱなしだし)



「うっ……(ドキドキ)だって……」


「ほら、気にしなくていいから……このままいいだろ?」

「(……ああ……もうダメだ……)うん」


「よし、このまま帰るぞ」

「……うん」

「なんだ?聞こえないぞ?いいのか?」


「うん‼︎いいよ‼︎」(投げやり〜……)

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