群衆心理といじめ

いじめ。現在社会問題になっており、対策案として各々の小・中学校によっては宿題として標語や作文などという形でいじめについて向き合わせている。しかし、いじめは減るどころか、2016年度に文科省調査によりいじめの認知があったケースが、過去最多の32万件になった。私はいじめというものは解決はできず、時期が過ぎ去るのを待つしかないと考える。さらに集団でいじめは行われることが多く、いじめはエスカレートされる。

ル.ボンが提唱した群衆心理のひとつにこのようなものがある。




群衆に混ざると個人のモラルは最低レベルにまで低下し、無責任になり衝動的に行動しやすくなる。ある人が石を投げたり、物を壊したりすると多くの人が同調し、止められなくなる。



いじめは悪いと分かっていても、周りがやっているからいじめに加担してしまうのが集団によるいじめの恐いところだ。

さらに群衆心理といじめを考える上で、もっとも影響力が強いのは、リーダーと呼ばれる者で、集団によるいじめの大半に主犯は存在する。その主犯による様々な行動は、それに群がる人達にも大きな影響がある。主犯が石を投げれば、周りが投げる。主犯が叩けば、周りも当然叩く。さらに、その主犯の行動には集団の人間には逆らうことができない。何故なら、自分が集団から追い出され、袋叩きにされてしまうからだ。だからいじめは終わらない。だが、どうすれば終わる?これはいじめを受けてしまっては、解決することが難しいが、最初にも言った通り、時期を待つしかない。これは理由がしっかりと存在し、例えば、中学校在学中にいじめの被害にあってしまった場合、時期を待ち、高校で別々になれば、なにも問題はなくなると考える。そしていじめの被害に受けない方法が1つある。それは、集団に溶け込み、深すぎず、浅すぎずの関係を保つと、色々なものには加担しなくてすむと私は考える。

いじめというものはこれから先も簡単には無くならないが、絶対に自殺へは逃げないでほしい。

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