どうでもいいけど気になるものシリーズ
Pain
サブカルチャーとおたく文化の違いについて
サブカルチャーとはいわゆる主流の文化に対して、一部の集団による独特の文化である。例えば日本の場合、浮世絵や能などの古来から伝わっているものを主流文化とする。サブカルチャーは映画鑑賞等いわば趣味の部類だと指す。
日本にアニメーションや特撮、アイドルが溶け込んだ時代、人々はそれらに趣向を凝らしてた団体をオタク呼んだ。そしてオタクという言葉が生まれたから時が流れ、今になって私は気になることがある。自らオタクと名乗る人をしばしば見かける。サブカルチャーの部類が時代のなかで増えてくのに対し、オタクと呼ばれる部類も比例していくように増えてきたが、オタクだと認識されてこそのオタクだと思うのだ。
オタクが増え、サブカルチャーを曖昧にするものが出てきたのだ。それがおたく文化である。それまで日本のサブカルチャーとされていた、アイドル、アニメーション、特撮等の部類がおたく文化と呼ばれる文化となってしまった。そして、人によってはサブカルチャー=おたく文化と認識することもある。サブカルチャーという言葉が誕生し、現代に至るまでどれだけ曖昧になっていたか、そしてこれからまたもっと曖昧になるかは全くもって未知である。
社会でサブカルチャーが誕生し、そこからオタクが生まれ、おたく文化と呼ばれる文化が出てきたのである。ここからは私の意見でしかないが、おたく文化は、オタクと呼ばれる者たちが造り上げた、サブカルチャーに続く新しい文化ではないだろうか。長い時代で社会の確立されたサブカルチャーとおたく文化。これから変化を重ねるなかでもっと曖昧になるかもしれない。しかし忘れないでほしい。サブカルチャー無くしておたく文化はないと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます