第2話 登場人物

【天童豪太】

桜坂高校剣道部主将。高校3年だが、2回留年しているため、年齢は20歳。自らの流派を「げんりゅう」と称している。人間離れした怪力を持つ大男で、剣士としての実力はずば抜けているが、猛烈に頭が悪く、ルールを理解していないため、大会での実績は大したことない。自分の名前すら満足に書けず、しばしば「ごう犬」と書いてしまうため、部員からは「ごうけん」「犬」「バカ犬」などと呼ばれている。


【伊吹涼介】

桜坂高校剣道部副主将にして、実質的なリーダー。高校3年。17歳。冷静沈着な性格で、顔はイケメン。自称どSだが、ヘタレな面もある。子供の頃、いじめられていたところを豪太に救われた経験から、表向きはバカにしつつも、密かに豪太のことを慕っている。呼び名は「涼介」。豪太のことは基本的に「天童さん」と呼ぶ。フェイントを駆使する頭脳的な剣道を得意とし、全国個人ベスト8の実力を持つ。


【浅村咲】

桜坂高校剣道部部員。高校2年。17歳。剣豪・浅村良一を父親に持つ天才的な剣士で、高校女子としては日本一の実力を持つ。また、その美貌から「美少女剣士」としても知られている。入部する前、豪太に真剣勝負を挑んだが、竹刀を折られて失神。以来、豪太を殺そうと突きを磨いている。一人称は「ボク」。涼介には名前からの連想で「つくだ女」と呼ばれている。プライドが高く、極端な照れ屋でもある。


【真田秀一】

桜坂高校剣道部部員。高校2年。17歳。歴史オタクでメガネをかけている。プレッシャーに弱く、進学校の受験当日に下痢でトイレから出られなくなり、滑り止めで受験した桜坂高校に入学した。信州真田家のまつえいだが、涼介からは「お前にその苗字はもったいないから田中に改名しろ」と言われている。基本的に真面目で、先輩はもちろん、同学年の部員にも敬語で話す。部内における突っ込みポジション。


【大園美羽】

桜坂高校剣道部マネージャー。高校2年。16歳。中学時代は剣士だったが、入部して早々、咲に才能の違いを見せつけられ、マネージャーに転向。と同時にギャル化した。涼介に惚れて「涼介クン」と呼ぶが、相手にされていない。咲を女としてライバル視しているが、尊敬もしている。一人称は「あたし」。豪太のことは「バカ犬」、秀一は「秀ちゃん」と呼ぶ。社交性が高く、意外としっかり者でもある。

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