第17話
「麗愛那ー!」
「りり、おはよー。」
「今日から学校復帰やね。」
「皆、ビックリするやろなぁ(笑)」
「言ってないの?」
「驚かせたくてね。」
「麗愛那らしいわ。」
-学校
「失礼しまーす。」
「え、中島!?」
「今日から復帰しましたー。」
「もう復帰していいん?」
「家にいても何もすることないし。」
「だからって無理しないでよ?」
「わかってまーす。」
「今日は体育あるけど。」
「あ、3ヶ月は運動禁止だって。」
「じゃあ、先生に言っとく。」
「ありがとー。」
-教室
「おはよー!」
「麗愛那!」
「皆、久しぶり。」
「どうしたの?
今日から復帰なん?」
「昨日、退院して今日から復帰。」
「おかえりー!」
「ただいま。」
「優斗くんたちだって知ってるなら教えてよー。」
「ごめん(笑)」
「それより、今日か明日に退院祝いパーティーしよ!」
「いいの?」
「もちろん!」
「じゃあ、明日にお願いしていい?」
「OK!」
「この1ヶ月半、頑張ってきてよかった。」
「私たちが言える立場じゃないけど、お疲れ様。」
「お疲れ様。」
「ありがとう...。」
「麗愛那、なに泣いてんの(笑)」
「病院にいる間、笑顔で接していたけど本当はしんどかったし生きてる意味なんてあるのかなってずっと思ってた。」
「麗愛那、でもさ頑張ってこれたからこそ今があるんじゃない?
こうやって笑顔で過ごせてるじゃん。」
「うん。」
「あ、もうすぐ授業始まるから行こ?」
「うん!」
-放課後
「麗愛那、明日は放課後ね!」
「うん、ありがと!」
「麗愛那、優紀が待ってるよ。」
「早く戻ろ。」
-自宅
「おかえりー。」
「ただいま。」
「麗愛那、今からさ私らの中学校に行かへん?」
「めっちゃ行きたい(笑)」
「じゃあ、行こ!
優斗くんも行こ。」
「OK。」
-中学校
「全然変わってないね。」
「まだ中学校卒業して2年くらいしか経ってないからな。」
「まだ2年かぁ。」
「あれ?桜井に中島、それに藤井?」
「あ、林先生!」
「いやぁ、久しぶりやなぁ。
それにしても今日はどうした?」
「久しぶりにね、中学校行こーってなって来てん。」
「1年ぶりやし?」
「先生、元気にやってるよー。」
「中島、体大丈夫なんか?」
「あれからね色々あって、ついこの間に退院してん。」
「退院って手術したん!?」
「そんな驚かんでいいやん(笑)」
「いや、ビックリするわ。」
「倒れたりはしたけど、見ての通り元気!」
「1番怖いわ。」
「先生って今は担任してるん?」
「今はしてないんや。」
「へぇー。」
「中島と藤井は同じ高校やろ?
桜井は何してるんや?」
「私ね、今は語学留学中なの。
今は麗愛那が退院したから一時帰国中。」
「語学留学してるんや。
どこまで?」
「アメリカ。」
「アメリカ!!
またそれにしても英語得意じゃなかった桜井が。」
「それ、2人からも言われたし。」
「ごめん。」
「先生、職員室行ったら誰かおる?」
「君らの知ってる先生もおるで。」
「ありがとー。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます