第7話
-翌日
「麗愛那、おはよ~。」
「りり、おはよ~。」
「あれから何か進展あった?」
「うん、明日に精密検査するんだって。」
「そうなんだ。」
「ちょっと怖いんだけど、痛くないから別にいいや。」
「なんじゃそれ(笑)」
「今日は自由なの。」
「あんた、自由って言ってもはしゃがないでよ?」
「はーい。」
-1時間後
「麗愛那、おはよ。」
「あ、優斗おはよ。」
「調子どう?」
「そこそこかな?」
「そこそこって何やねん(笑)」
「へへっ(笑)」
「じゃあ、明日は来たら邪魔になるかな。」
「邪魔というより喋ってる時間があるかどうかわかんないから。」
「時間がわかんないんだ。」
「そうなの。」
「わかった。
さっき、りりちゃんから聞いたけど今日は自由なんだって?」
「そうだよ。」
「じゃあ、病院の外ではないけど部屋の外に行こう?」
「いいの?」
「病院の中庭だよ。」
「中庭なら大丈夫、行けるよ。」
「優斗くん、ちょっと待って。
私が看護師さん呼んでくる。」
「わかった。」
「優斗、あとで何か奢って?(笑)」
「おい(笑)
わかったよ(笑)」
「来たけど、どこか行くの?」
「中庭に行くだけ。」
「そうなのね、気をつけて行っといで。」
「はーい。」
-中庭
「ここの病院って中庭広いのね。」
「そうなの、広いでしょ。」
「俺、何か飲み物買ってくるわ。」
「優斗、ありがとー。」
「麗愛那、検査したら何かわかるの?」
「大雑把に言うと自分の心臓の悪さがわかる(笑)」
「大雑把すぎやろ(笑)」
「飲み物買って来たぞ。」
「ありがとー。」
「優斗くん、あとでお金返すね。」
「了解。」
「2人とも学校どう?」
「どうっていうか授業中、めっちゃ眠たくなるねんけど(笑)」
「それ、あかんやん(笑)」
「だってさ、眠たいんだもん(笑)」
「あ、今何時?」
「11時半。」
「あと30分くらいでお昼ご飯や。」
「じゃあ、俺らはコンビニでお昼買うわ。」
「OK、じゃあコンビニ行こ。」
-病室
「ただいまー。」
「おかえりー、ちょうどお昼ご飯持ってきたよ。」
「ありがとー。」
「2人はお昼買ったのね。」
「はい。」
「麗愛那ちゃん、食べ終わったら外のとこに出しといてね。」
「はーい。」
「あと麗愛那ちゃん。」
「はい?」
「やっぱりあとで明日の検査の説明しに来るわ。」
「う、うん(笑)」
「じゃあ、ごゆっくりー(笑)」
「キャラ、おもしろいでしょ?(笑)」
「ほんまに(笑)」
「あ、明日2人は学校?」
「そうだよ。」
「明日、検査終わったらメールするね。」
「わかった。」
-その夜
「麗愛那ちゃん、明日の説明なんだけど。」
「はい。」
「明日は10時までなら飲み物は飲んで大丈夫。
それからは点滴するから、いわゆる絶食ね。
14時には呼ばれると思うから。」
「はーい。」
「そんなしんどくない検査だからね。」
「よかった。」
「じゃあ、もう寝なさい。」
「はーい。」
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