白夜の薔薇11 高杉は藤堂の指示どうり将門の首塚のとなりのカエルの口に、光る石を置いて首塚を出ると、男が高杉
白夜の薔薇11
高杉は藤堂の指示どうり将門の首塚のとなりのカエルの口に、光る石を置いて首塚を出ると、男が高杉
に藤堂のところへ案内すると言って、そこに止まっている車に乗るよううながした
車は隣のビルの地下駐車場へ入ると正面の扉が開き車ごと中へ、エレベータになっているらしく地下へ
降りていつた、しばらくしてドアが開き外へ出ると、男は奥の部屋へ案内した
高杉がソフアーに座ると目の前のモニターの電源が入り、監視モニターになっているらしく藤堂の
クルーザの一室の華と奈々の映像が映しだされていた
藤堂はクルザーには爆薬がしかけてあり、操縦席のボタンを定期的に押さないと爆発すると高杉に話し
光る石から電磁パルス発生装置の図面を読み取る方法を教えるよう迫った
藤堂の右手には柄杓の柄の5つのあざがあり、華の背中にある杓部分とあわせると北斗9星となり、二人
が交わると、その子供は邪悪な力を持ち世界が闇に閉ざされる
高杉の右手には柄杓の柄の3つのあざがあり、華の背中にある杓部分とあわせると北斗7星となり、二人
が交わると、その子供は邪悪な力を封じる力を持ち世界が平和に満たされる、またこの組み合わせが
出現するのは1000年に一回である
古来北斗7星は北極星の守り神とされており、北極星を、王にたとえ、北斗7星はそれを守る守護神ある
通常、柄杓の柄の部分は3つで残り2つの星は見えないが、5つの星が見え北斗9星になる年は天地異変等
の災いの多い年となる事は過去の歴史が証明している
徳川家康は江戸(東京)を守る為、真北に当たる宇都宮の日光に東照宮を建立し、江戸を守る、鎮守府と
したのである、又京都の北東には比叡山延暦寺があり、京都の鬼門を守つている事は周知の事実である
その時、奈々は部屋を出て船のキャビンへ、操縦席の下のドアを開けるとそこには爆弾の起爆装置が
残り1分を示してカウントしている、奈々と高杉の携帯電話はつないだままにしてあったので、奈々は
高杉と藤堂の会話は残らず聞いていたのである
早速解除にかかり、なんなく起爆装置を解除した、モニターを見て藤堂は悔しがり、机の中から拳銃を
取り出し高杉に向け、華はいずれ手に入れる、この部屋にも爆薬が仕掛けられており、光る石から電磁
パルス発生装置の図面を読み取る方法を、教えなければ爆破する、10分だけ時間をやると言い部屋から
出て行った。
高杉は周りを見渡すと右の隅に空気の通風孔があり、ひと一人なら抜けられそうである、ネジをはずし
中へ、ポケツトから吸盤らしきものを取り出し壁に押し付け上へ上っていくと、ダクトは横に曲がり、
少し進むと駐車場へ出た、そこには高杉の配下が待っており、通風孔の蓋を開け外へ出、車に乗り込み
奈々に連絡をとり直ぐに、クルーザーを離脱するよう指示した
10分経つと部屋のスピーカーから時間切れだ、と藤堂の声が聞こえ、爆薬が大音響とともに爆発した、
高杉は木っ端微塵になつたと思っているが高杉は抜け出した後でもぬけの殻である
藤堂は部下とともに屋上のヘリに乗りどこかえ飛び去った
奈々はクルーザを運転しお台場の桟橋につけ、華と奈々は迎えの車に乗り込み、新横浜の高杉の別邸へ向かった、
別邸に着くとそこには高杉が待つていた、光る石は奪われたが、電磁パルス発生装置の図面には細工
がしてあり、その回路のまま装置を作つても正常には作動しないようになつていると言う
しかも光る石にマイクロ発信機が取り付けてあり今位置の特定を衛星をつかって探していると言うと
自分の書斎に案内した
中に入り高杉は机の上のパソコンを操作すると日本地図が表示され赤いマークが点滅している
拡大するとそこは富士山の山頂である、ここには気象用のレーダー備えられており観測所が
あったが気象衛星にバトンタッチされ現在使われていない。
影の政府はここを秘密基地にしおり、ロシアで完成させたチタトロンで出来た宇宙船を待機させており
後は電磁パルス発生装置を取り付け、北朝鮮のテポドン基地を攻撃するつもりでいるのである
北朝鮮はアメリカが攻撃したと勘違いして、たちまち極東アジアは緊張が高まり、世界経済はパニック
に陥るはずである
各国の政府は自国の権利を守る為食料品、石油などの輸出を規制し、世界が統制経済に進み
地域紛争は世界で拡大、軍備のための大量の武器、弾薬が必要となり影の政府は莫大な利益を得て
それにより世界をコントロールしょうとしているのである
やがて電磁パルス発生装置を取り付けた宇宙船に藤堂は乗り込みテポドン基地攻撃に向かった
宇宙船はレーダーに感知されないステルス製になっている為、難なく北朝鮮のテポドン基地
に侵入した、
藤堂が電磁パルス発生装置のスイッチを押すとテポドン基地のコンピュータが次々とダウンし
ミサイルが爆発を始めた、気がついた北朝鮮軍の高射砲が藤堂の宇宙船めがけて射撃をはじめた
高杉は電磁パルス発生装置にしかけをしており、藤堂の宇宙船を隠すステルス装置がダウンし
姿がとらえられていたのである。
高射砲は手動の為電磁パルスでは何の損傷もうけなかったのである、藤堂はあわてて離脱を
はかり、高射砲の砲弾が命中したが、辛うじて離脱することに成功した。
ほとんどのミサイルは爆発したが三基のミサイルが発射されてしまった、照準は東京、韓国、
沖縄である
自衛隊小松基地では発射を確認し緊急スクランブルで迎撃の戦闘機を次々発進させたが
テポドン追尾はまにあわず、東京の国会議事堂めがけて飛来し大音響とともに爆発した
国会議事堂を始め周囲1キロ以内の建物は灰燼にきしガレキの山になってしまったのである。
国会はが開かれておらず、総理大臣を初めとして国会議員のほとんどは犠牲をまぬがれたが
民間人数百人が犠牲となった、もしミサイルに核弾頭が搭載されていれば東京は壊滅し
数百万の人が犠牲になった事であろう。
沖縄、韓国では駐留アメリカ軍が迎撃のミサイルを発射し、2基とも破壊し損害はなかった
北朝鮮はアメリカの攻撃として戒厳令を発動し10個師団を38度線に向かって進撃させ
韓国軍、アメリカ軍も38度線へ進撃し一触即発の状況になり、ロシアの仲介で板門店
で韓国、アメリカと北朝鮮による会談が開催されたが、お互いが非難しあうばかりで
あり、
韓国軍、アメリカは3時間以内に38度線から軍隊を撤退しなければピョンヤンを爆撃
すると言い席をたち会談は物別れとなつたのである。
1時間後北朝鮮軍は38度線を越え激しい銃撃戦がはじまり、アメリカ軍は日本海に待機して
いた潜水艦からミサイルをピョンヤンに発射、戦争がはじまったのである。
、
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