第13話
昨日はミッキーの学校の授業参観。
授業参観なんて、いつから行ってないだろう!?
休みで無かったけど、前日に急きょ会社に休みを貰い行くことにした。
だって明日はミッキーが最後の授業参観。
そして授業はクッキーの調理実習。
食べもの大好き私はこれにも惹かれた。
朝、学校に行くミッキーに『今日は調理ならエプロンは?』と言うと、いらない。とのこと。
授業参観は内緒で行くはずだったが、何かの話で前日にミッキーは『かぁちゃん、もしかして来るの?プリント不参加で出してたよね?』と、バレてしまった。
行く。と言ったら嫌がるかと思っていたから
黙っているつもりだった。
でも当日の朝『かぁちゃん、今日来ても良いけど、頭ボサボサだから洗ってきてね』だって(笑)
学校の調理室に行くと、クラスの7人は食品工場の人みたいな白衣と帽子を被っていた。
調理実習と衛生についての勉強らしい。
簡単な調理実習かと思っていたから、何やら堅苦しい、、、
きちんと手をツメブラシまで使って洗い、消毒。
やっぱりミッキーは昔と変わらず、一番に手を洗っていた。
人の輪の中では私はいつも最後に並んでいるのに、ミッキーはいつも先頭にいる(笑)
いつもさっさと進めている。
先に手を洗ったミッキーは、調理準備もさっさと進めてた。
みんなが手を洗い終え、調理開始になった。
保護者は私含め二人。
それでもミッキーはテンションが上がったらしく、奇声を出していた。
久しぶりにミッキーの奇声を聞いたかも。
そしてお友達と笑いながら調理する。
小麦粉を振る!?振る!?
と、何回かミッキーが言うと、お友達は『これで振るんだよ』と、フルイを出す。
『いや、それじゃなく、小麦粉をどこにふるの?』
二人で考える。
今ませているバターの中に振るのか、別なボールに振るのか、、、
考えた結果、ミッキーの意見でなぜか流しで小麦粉を振るお友達。
振った小麦粉が流しに落ちている!!
それに気付いた先生と副担任の二人が同時に『何してるんだ!?小麦粉の分量減っちゃうよ』と。
結果お友達が先生に注意されて、別なお友達からは『またやらかした、小麦粉事件!!』と言われてたけど、、、
指示はミッキーですから~(笑)
二人して大笑いしてるし。
調理中みてて気付いたけど、ミッキー要領よくない!?
いつも先生からマークされていて、常に何かしら言われたミッキー。
今はノーマーク(笑)
帰宅したミッキーにその話しをしたら、『みんな俺よりしでかすから~』みたいなこと得意気に話してる。
ある程度したら、もう一人の保護者が先に帰った。
副担任の先生が私に気を使って、二回目の『どうぞイスに座って下さい。』と声をかけてきたので、小さい声で『まだいていいんですか?』と聞くと、背中向けて担任の先生の話しを聞きいているはずのミッキーが手を振っている。
私は副担任の先生と苦笑い。
なぜか学校はチャイムが鳴らないぽい。
帰るタイミングを逃した私は、調理の反省などを聞き、仕事における前準備など今更ながらこの歳で習う(笑)
一段落してトイレ休憩になったので、ミッキーに『帰るよ』と声かける。
『あれお願いね』と言われ、頭の中が!??
。
何を?と聞くと『ブラック』
前日フリマアプリで見てた仮面ライダーね!!!
お前は小学生かっ!!!
ご褒美なんてないよ
こっちが貰いたいです(笑)
よく親子レク、運動会後など『頑張ったから、ご褒美ちょうだい』なんてミッキー言ってたな~
まさか高校最後の授業参観で言われるとは、、、
変わらないな~
変わらなくてもいいとこは変わって、変わって欲しいところは変わらないんだな~(笑)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます