第276話 三カ国の大王と女王! (2)

 妃へと健太は不満、ではないね? 彼は苦笑いをしながら。自分へと優艶に、妻的振る舞いで甘えてくる女王ルインへと告げ説明をするのだ。


「そうなんだ?」


 女王ルインは自身の頭。そう? 自分自身の新たな主さまの胸に頬ずりしながら甘える行為をやめて、小さな顔を持ち上げる。


 それも? 少しばかり悩んだ顔。でもそれ自体もほんの一瞬の出来事なのだ。


 だって彼女は基本智謀と謀略に優れた策士の女王だから頭の回転がすこぶる速い。と、なれば? 女王ルインは、自身の脳裏でこんなことを思う。


(今の私の王の話しを聞く限りでは? 私は、三カ国の女王になったと言うことになるのよね?)


 彼女はそう思うと? 自身の顔が緩み始めるのだ。


 そう? 自身の幼い頃からの夢が、また叶った訳だから嬉しくて仕方がないのだ。


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