第230話 僕の嫁はオークの酋長達……(53)
比の国の女王ルインは健太(白馬の王子さま)……と、言うよりも?
彼女の大事な宝物捧げた比の国の新たな王へと不満を漏らす……。
そう~? 漏らすのだが~?
当の本人である健太の方はと言うと?
「えっ? ぼ、僕がぁあああ~? ルインさんの夫……だけではなくてぇえええ~? 比の国の王とはぁあああ~? どういうことなのですかぁあああ~?」と。
健太は? 比の国の女王ルインの自身への不満と。自分自身が? 比の国の王だと聞かされて驚嘆を漏らす……どころではないね~?
新たな比の国の王さまは? 驚愕──!
自身の声を大にして叫ぶのだよ。
それこそ~? 大小様々……カラフルな鳥達のさえずりがとまり──!
〈バタバタ〉
と、音を立ながら。この場から飛び去る程の、声を大にして叫ぶのだ。
う~ん、でも~? そんな様子の自身の王……。
そう~? 比の国の女王ルインは? 自身の夫(物)となった健太が驚愕しようが気にもしない。
だって~? 彼女は~? もう既に~? 健太が~? 比の国の女王ルインの婚姻を断ることができない婚姻の儀式を終わらせているのだから。彼の驚愕している様を素知らぬ振り……。
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