第205話 僕の嫁はオークの酋長達……(29)

 だから? 比の国の女王ルインは? 健太(白馬の王子さま)に、自身の下着を洗濯させる行為を誰にも知られぬ訳にはいかない。


 だって? 彼女の策が、もしも他人に露見するようなことになれば? 比の国の女王ルインの幼い頃からの本当の夢と恋……。


 そう~? 女性ならば誰でも思うこと……。好きな男性(ひと)のお嫁さんになること……。


 そして~? 自身の国の王として向かい入れる夢が叶わなくなる可能性が未だある。


 だから比の国の女王ルインは未だ健太(白馬の王子さま)の件で安堵できない状態……。


 と、言うことで? 彼女は自身の計画を成功させる為に、未だ細心の注意が必要……。


 となれば?


 比の国の女王ルインの大事な健太(白馬の王子さま)を一人で川へと洗濯をいかせる訳にはいかないから。


「あなた~? 何故~? 私一人を大衆が沢山いる所に放置をするの~?」と。


 比の国の女王ルインは? 先ずは自身を置いて、この場を去ろうとする健太(白馬の王子さま)へとこんな感じで問いかけて、足を停め──振り返させる。


 すると? 健太(白馬の王子さま)は? 自身の口を開いて。


「えっ」と、驚嘆を漏らす。


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