第156話 邪な計略……(12)

 まあ、そう言った訳だから~? 此の国の女王アイカの身には、未だ波乱だけが……ではないか~?


 他の国の王であることも未だに知らず……。その上、此の国の王から、候補の一人へと格下げになり、平民となった他の国の王健太……。


 まあ、この訳の解らない二人のカップル? それとも夫婦? には、未だ波乱が続きそうだから。健太が安易に、このジャングルの皇帝へと昇りつめることはないとは思われる?


 だって~? 健太の最大のライバルであるウォン……彼が自分の本当のライバルだと認める男……。


 比の国のカーンは、既に女王ルインの心の中のハートを射止め──。正式に比の国の王さまとなっているぐらい。オークの武だけではなく、智も兼ね揃えた名将……。


 そんなカーンが『フフフ~』と不適に笑いながら、此の国の女王アイカと領主であるウォンの二人……。


 いや~? 三人の様子を苦笑しながら見詰め。自分の策が叶ったと確信をしたのだから、我等も遠目から見て、大変に困った物だと思うのだよ。


 まあ、そんな様子の、比の国の王カーンなのだが?


 彼も彼で~? 自身の妃である女王ルインには、頭が上がらないのだ。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る