　思うと今度は、他の国の女王……。辺りを見渡し始める。

　そう～？　健太が持つ大きな竹細工の篭の中に、自身の汚れた下着……。

　というよりも？

　竹細工の篭の中には、此の国で今はやっている健太がデザインをした。

　ビキニとパレオ仕様の衣服だから。下着件衣服だと言った方がいいかも知れない？

　まあ、そんな優艶な衣服を放り込んだ女性達の顔を、雷神ライは一人ずつ見ながら、見渡すのだよ。

　すると彼女達は？　雷神ライと目を合わせないように素知らぬ振り……。

　その様子を見たライは、あることを確信する。

　だから健太へも確認を込めて訊ねるのだ。

　こんな感じでね？

「あんた～。女性が何で～。男達に自分の汚れた衣服を洗ってくれと嘆願をするか～。意味わかっている～？」

　と、訊ねる。

　すると健太は素直に、「女性達が楽をしたいから、家族に選択を頼むのでしょう～？」と、雷神ライへと言葉を返す。

　すると彼女は、自身の唇の端を吊り上げ『ニヤリ』と、妖艶に微笑を始める。

　と、同時に彼女は、「よい、しょ～」と、声を漏らしながら。

　自身が腰に巻く木の葉や鳥の羽などで着飾りつくられたスカートの下に履く。自分の下着を慌てて脱ぎ始める。

　それも健太の面前でね。

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